2008.
03.
09
5月末の週末に開催する、ワークショップネイチャーコーチングの下見のため、清里のKEEP牧場を訪れました。

新雪がうつくしくまぶしくひろがり、だあれもいない路のないところを、長靴を履いて歩きました。
ワークショップ開催の頃には、新緑が美しい頃でしょう。
実際にこのあたりで開催しよう、と決めていたところまでは、雪が深くて歩いていけませんでした。。

それにしても、気持ちのいい場所です。
清泉寮のスタッフ、パン屋さん、キャンプ場の人、自然学校の人、どなたに会っても親切で、思いやりを感じます。
KEEP牧場を創設したポールラッシュさんの意志を引き継いで、当人亡き後も、そのミッションがどのスタッフの心にも行き渡っている事を感じるのです。
関東大震災後の復興のために日本に来た彼は、倒壊したYMCAを再建したら、米国に帰国するつもりだったそうです。
しかし、その後、縁あって日本にとどまり、戦前戦後の日本のために、米国から多額の寄付を募り、日本に全生涯をささげることを決めました。
それらをもとに、聖路加病院再建や、KEEP牧場の創設を行いました。
KEEPとは、清里教育実験計画の略称です。
KEEPは八ヶ岳地域開発の要となっただけではなく、戦後日本の農村復興のモデルにもなったそうです。
日本は、戦後、急速に経済成長をし、先進国として世界の経済、産業のリードをしています。
その影には、こうした心ある人々の活動があったのですね。
世界からたくさんの援助を受けてきた日本だったんだということに、改めて気持ちが向いたのでした。
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