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2007. 05. 16  

 ある企業さんで、中間管理職の方を対象に、コーチングを活用した支援をしています。

 1対1の関わりをしていくのですが、そこで、能率協会から出ている「人材教育」という雑誌を紹介されました。

 財団法人 社会経済生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 副所長 の今井保次さんの文章が印象的でした。

 職場におけるメンタルヘルスについて

 「不調者が現れる原因は管理者のマネジメントや、企業経営に問題があるからであって、企業が本来の責任を果たして、健全な経営を行って行けば、不調者が現れないはずです」

 「ハッキリ言ってしまえば、マネジメントが下手だから人が倒れるのです。ドラッカーやバーバードが本の中で書いているようなマネジメントが実現されていれば、これほど多くの不調者は現れないはずです」

 と、きっぱりおっしゃっていました。ここまできっぱりいっていただけると気持ちがいいですね。


 では、どのようにしたらいいのか?

 あなたが部下を持つ立場なら、どのようにリーダーシップを発揮して仕事を進めていきますか?

 
 ここでは次のように言及されていました。

 まずドイツの精神科医であるアフルレード・クラウスの「役割理論」を引き、「うつ病になる人について『自分が自分であることに確信を持てない人である』と論じています。いわばアイデンティティーの病であるということです。」と紹介した上で、

 「私たちは仕事を通じて人間的に成長し、自分が何者であるかを確立していく。仕事とはそういうものでなければならない。管理者が目標値を掲げて叱咤激励することは、そのような成長の機会につながりません。そうではなく、会社全体の目標や、部門ごとの目標について、管理者が物語を聞かせ、さらに新しい物語をつくる手伝いをする。そして、仕事を通じた成功体験を、積み重ねられるように支援していくことが重要なのです。」


 三人の石工の話があります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが紹介すると、

 たまたま通りかかった旅人が、三人の石工に「何をしているんですか?」と尋ねたところ、一人目は「食べるために石を切っている」と言い、二人目は「国でいちばん腕のいい石工の仕事をしている」といい、三人目は目を輝かせて「立派な教会を建てている」と言った、というのです。


 これを聴いてあなたはどう感じますか?何人目の石工として、仕事をしたいですか?



 ピータードラッカーという著名な経営学者は、三人目の石工こそ、経営管理者であると述べています。

 ドラッカーさんの言葉を聴かなくとも、真の目的、意義を見出して仕事をしたり、何らかのことに取り組むことが重要であることはお分かりだとおもいます。


 そして、その事に気付いてもらうことが、上司管理者として、あるいはリーダーとして重要な役割であるように思います。

 コーチとして私が誰かに関わるときには、やはりそもそも何のためにそのことをしているのか?ということについての質問をしていきます。


 誰もが気持ちよく、ひとつの目的に向かって力を出していくことが出来たらいいですね。

 組織の目的、そして部門の目的、グループ、チームの目的、個人の目的、と目的、目標を順におろしながら作成していけると、いいかもしれません。

 TPIという教育研究期間の提供するIIEプログラムのフェーズ2ではそのあたりを扱っています。


 効果的な関わり方。そのことを知って、小さな実行をしてみるだけで、多くの人たちに波及していく好循環を産む。小さな一歩が、長い目でみると、多くの人の幸せに繋がる。

 まずは小さな一歩から変化を起こす。


 そんな関わりを、個人のコーチングから、そして集団研修から、ワークショップやセミナーで実践していきたいと思っています。


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プロフィール

株式会社ひらり 大江亞紀香

Author:株式会社ひらり 大江亞紀香
その方のコアからの人生の創造を支援するため、コーチング、NLPを軸に活動しています。

1.自分(存在)を掘り下げ
2.そこから未来を描き、目標を定め
3.人生をクリエイト(創造)する

この道程を通ることで、周囲に振り回されることなく、充実した、幸せな人生を手にすることができると信じ、この課程を支援しています。

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