2015.
01.
06

「コーチング」。どの国の人からも、「それは社会に、そして多くの人に必要だね。」と言われます。
フィリピンで英会話を学ぶために滞在している間、先生や、クラスメイトに自分の職業について話す機会が幾度となくありました。
「コーチングをしています。」と言うと、ぱっと分かってくれる人は、アメリカ出身の先生位で、後の方々からは、「それが何であるのか?」の説明を求められました。
簡単に、以下のように説明をしました。
「人が望む方向に向かって進んでいくために、話を聴き、質問をし、ちょっと背中を押して、本人の中から答えを見つけ出すのを支援するものです。
カウンセリングとの違いは、健常者で、将来のことや人間関係のこと、キャリアなどで迷ったり悩んだり、自分が何をしたいか知りたいという状態の人に関わるという点です。
また、経営者やビジネスパーソンなど日頃忙しくしている方で、立ち止まって進捗を確認し、方向を再設定したり、誰にも話せないことを話して整理するために使ってもらったりします。
コンサルティングとは違うので、アドバイスはしないんです。
自分で決めたことや自分の中から出てきたものは、納得感が違いますよね。」
このようなことをざっと話すと、日本の人はもとより、カナダ人、アメリカ人、フィリピン人の先生も、韓国人、スイス育ちのベトナム人、台湾の人、誰もが「誰にとっても必要な仕事のように思う」「これからもっと人々が必要とするように思う」「今の日本にとても必要だ」など異口同音に答えてくれました。
そして、実際に、いろいろな人から人生のストーリーや悩み、直面している壁、実現したい夢などを話してもらうことができました。
それで改めて思いました。
コーチングがアメリカで生まれ、日本に入ってきてから17~8年が経ち、コーチと名乗る人たちが増えてきていますが、それでもなお「コーチングって何?」と聞かれることがよくあります。つまり、まだまだ普及仕切っていないということです。
コーチング、特にライフコーチング(人生全般において生きる目的を明確にしたり、生きる質を高めるコーチング)は、世の中に本当に必要なものだからこそ、この時代に誕生したのだと思います。
そして、どの国の人であろうと、自分の眠れる潜在能力や気づいていない自分の本質に気づいて、引き出して生きたいという望みは同じなんだなと思います。
納得感、一致感を持って、持って生まれたものを最大に生かして自分らしく生きる。
そんな風に生きられたらいいな、と思う人は日本だけではないのだと、英語が話せることにより、いろいろな国の人と英会話学校で会話することにより、実感しました。
もっともっと、社会の潜在ニーズに届くように、コーチングが普及したらいいなと思います。
これは「コーチング」とうい名前でなくても、もちろん構わないことで、自分の眠れる潜在能力や気づいていない自分の本質に気づいて、発揮して生きるための、ありのままの自分を受け入れてもらえて、まだ見えていない潜在力があると信じて関わってもらえる。
そんな関わりができる人や、機会が社会にもっともっと必要なんだなと、現地での生活を通して実感したのでした。
写真は、フィリピンで出会った仲間たちです。


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