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2006. 01. 11  
哲学が俄かに身近になってきました。

東京コミュニティスクールで毎週水曜日夜に開催されている教育研究会に参加させていただきました。

昨年12月に一週間おじゃました際にも感じましたが、代表の久保一之さん、教育学博士の市川力さん、ナビゲーター、スタッフの皆さんが垣根なく仲間に入れて下さいます。

今回も案の定、到着するなり、ここは私の居場所なのだと錯覚するほど居心地のよさを感じたのでした。


今日の学びの深さは、かつてなく喜ばしいことでした。
「自らの力で考える」機会を与える教育は必要だ、と思ってきましたが、実際に「考える」力を養うための教育を受けることができました。市川さんの教育への愛を感じました。

これほどひとつのことを、とことんつきつめて考えることを促されたのは初めてでした。

答えがいくつも考えられるものを追究する、仮設をたてて検証してみる。…哲学は、コーチングにも文学にも、もちろん経営にも通じるものですね。

認知学習論の「認知」とは何か?これで3時間ほど立ち止まって考えました。

「認知」とは、人は完璧ではない。どうしようもなく思い込みや癖を持って学ぶ。これをどうするか、仮説を立てること。

「認知学習論」において「学習」とは、固定した知識は役に立たない。より良い生き方をするには、常に更新して行かなければならない。積み上げではなく、その都度全部壊すというイメージ。

そして「教師」とは先行知識の再構築をする人。もともと持っている態度、癖をどう広げていくか。

子供の言動をキャッチして「壊す」のか「そのまま」か「のばす」のかの判断をそこでする。


…等、等。

考えに考え抜いて、脳に空白ができた後でしたので、その後が強烈に焼き付きました。

規制の思い込みを壊し続ける必要があるのはどんな場面でも同じですね。

一つの成功体験に固執すると、次なる開発で遅れを取ってしまう企業もあります。

社会も人の関心も常に変化しています。

自らの考えを壊しながら行動できる人がふえたら、社会が柔軟に活気づくように思います。

そして
林憲生さん(ブログ「素のまんま通信」を書かれている方です)の写真展に行きました。自分と自然とが一致したときにシャッターを切られるそうです。心に浸み入る作品でした。抽象的な作品ほど意識の深いところが震えました。

東京コミュニティスクールの皆様、林さま、ありがとうございました。
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プロフィール

株式会社ひらり 大江亞紀香

Author:株式会社ひらり 大江亞紀香
その方のコアからの人生の創造を支援するため、コーチング、NLPを軸に活動しています。

1.自分(存在)を掘り下げ
2.そこから未来を描き、目標を定め
3.人生をクリエイト(創造)する

この道程を通ることで、周囲に振り回されることなく、充実した、幸せな人生を手にすることができると信じ、この課程を支援しています。

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