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2005. 12. 29  

 昨日、初めてお会いした方に「葉月さんはなにびとですか?」と尋ねられ、思わず「旅人です」と、答えていました。

 
 旅はいろいろなことを私に気付かせてくれました。

 11月にベトナムへ旅した時のこと。

 フエという中部の町で、ストリートチルドレンが暮らしている施設「子どもの家」へボランティアに行きました。

 子どもたちはものを多くは持っていません。しかし、笑顔をたくさん見せてくれました。体中で「生きている」ことを示していました。

 一緒に折り紙を折っていたTちゃんが、「日本人からもらったの」といって、ビーズをみせてくれました。その箱には、わずかですが、色とりどりのビーズがあって、彼女が作ったのでしょう、2つの腕に巻くサイズのアクセサリーが入っていました。

 「きれいだね」といって見ていたら、2つあるアクセサリーの1つを取り出して、Tちゃんは私の腕に巻き始めました。コマ結びにし、はさみがないから、私の腕に顔を近づけて、自分の歯で結び目のワイヤーを切っています。

 そうして「あなたにあげる」というのです。

 めったに買ってもらえないお菓子(ポップコーン)を食べているときも、そうでした。別の少女がやってきて、私にも食べるように勧めてくれます。皆で食べたらいいよ、と断っても、一緒に食べようと勧めます。

 少ししか持っていないものを、「もっと欲しい」と思うのではなく、もらったものを独り占めするのではなく、「少しあるから、残りはあなたにあげる、少しあるものを皆で分け合う」という態度なのでした。


 日本での日々の暮らしを、振り返りました。
 当たり前のように「もっとほしい」という発想の消費生活。
 最近でこそ、ものはない方がいい、と思うようになっていますが、それでも本や服、電化製品、家具を含めて、ここにいる子どもたちの百倍くらいのものを持っている自分。。

 
 私の右手首の、黄色と青のビーズでできたアクセサリーは、それ以来ずっとそこに巻きついたままです。

 とても外すなんてできない。彼女の好意に、子どもたちの価値観に触れて。

 私が去る日、Tちゃんは丁寧に挨拶してくれて、見送ってくれました。瞳にかなしみを浮かべながら、その子なりに胸の痛みを隠しながら。

 
 右手のビーズのアクセサリーを見るたびに、ベトナムで子どもたちと過ごしたひとときを思い出します。

 そっと左手で触れて、「足ることを知る」という言葉を思い出しています。 

 
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プロフィール

株式会社ひらり 大江亞紀香

Author:株式会社ひらり 大江亞紀香
その方のコアからの人生の創造を支援するため、コーチング、NLPを軸に活動しています。

1.自分(存在)を掘り下げ
2.そこから未来を描き、目標を定め
3.人生をクリエイト(創造)する

この道程を通ることで、周囲に振り回されることなく、充実した、幸せな人生を手にすることができると信じ、この課程を支援しています。

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