2010.
09.
20
「こころのコンパス・クラブ」という対話会を始めています。
これまで考えてきたことや流れとして共感する動きに触れ、自然と内側から湧きあがり、
しっかりした形を持たなくとも、もう動き出すときなのだと、先月8月から始めました。
こうした発想に至ったものには以下のような経験があります。
・コーチとしての活動、セルフコーチング研修の経験
・NLPラーニングでのトレーナーとしての活動
・自然、天体のリズム、サイクルにあわせて生きることでの気付き
・自然の中でのワークショップ開催の経験
・企業研修で出会った方々との会話ややりとり
・CTIジャパン・リーダーシッププログラムへの参加
・ビガー・ゲーム・ワークショップへの参加
・Wiorldshiftフォーラムと、そのコンセプトへの出会い
・ファースト・ピースサークルのコンセプト
・CTIジャパン10周年でのOST(オープンスペース・テクノロジー)
・短歌を詠むことと通じて経験した一体感
こころのコンパス・クラブは
8月23日に東京で、9月14日に名古屋で、そして今日20日に浜松で開催しました。
いずれもサイトにて呼びかけというのではなく、知人やご縁のあったメーリングリストに投稿することによって集合していただいた方々との対話です。
ご存知の通り、地球環境はこれまでとは異なってきています。
もちろん、自然界には同じということはなく、常に変化し続ける状態しかありませんが、
それでも、我々人類がこのまま、これまでの経済の発展を目指しつづけるという方向性には、地球との共存(正確に言うと、地球に住まわせてもらうこと)はないのではいかということは、どなたも感じておられることではないでしょうか。
では、そのことを知っている私たちに何ができるのか。
余りにも問題が大きすぎて、小さな一個人にできることなど思いつかないということもあるのかもしれないし、些細な、例えば水や電気の使用量を極力抑える、ということを日々しているだけでは焼け石に水で、大した行動にもなっていないから、やっても無駄だと思うこともあるかもしれません。
だからといって、なにもしないでこのまま20世紀と同じようなゴールを目指して邁進していて良いのか、というと、そうではないのは分かっている。
そんな方も多いのではないか、あるいは、そんなこと考える余裕もないくらい仕事に忙殺されているかもしれないし、大きな悩みを抱えていらっ者るということもあるかもしれません。
そうした大きな問題は政治家の人に任せておこう、というなんとなく漠然とした思いのある方もいらっしゃるかもしれません。
わたしはそんな中で、小さなことでも良いので、ひとりひとりが自覚的にこのことについて考え、一人ひとりが小さな行動を起こすことや、互いに連絡を取り合ったり、ゆるやかにつながりながら連携していくことから、何らかの道が見出せるのではないかと思いました。
コーチングやNLPなど、人の内面のことについて学び、それを専門とした立場に居る私は、その角度から始めてみようと思います。
先日ISLが「ソーシャル・エンタープレナー・オブザイヤー(SEOY)2010」を開催し、国内外で活躍する優れた社会起業家を表彰する機会があり、その方々の講演などを伺ってきましたが、それぞれの方々が、熱い思いから行動を初め、長年の経験を踏まえてしっかりとした基盤と実績を気づいてこられていました。
社会起業家といわれる方々の、発想力や創造性、そのことへの深い思いや行動力にはほんとうに驚かされます。
そして、さまざまなところでも言われることですが、「こうなったらいいな」と未来を想像する力と、その想像を実際に形に落とす「創造力」が、一人一人の中にあり、その力を発揮するスイッチがオンになりつづけていると、ほんとうにおもいもかけない発想から世界がよりよくなっていくように思えるのです。
だからこそ、コーチングやNLPのコースを実践していることには意味、意義があります。
自ら、どうなりたいかを考え、自分の言葉で話します。
そして、こうなりたくない未来を想像しては不安になる、という方向の想像力ではなく、「こうなりたい」未来をありありと想像する思考の習慣を付けます。
そしてどうしたらそれが実現できるのか?現実化するためのクリエイティブな発想をしていきます。
この流れで、こころのコンパス・クラブは、自ら考え、発想し、行動するための、自発的な対話の場を創るという目的で開催を始めました。
「こころのコンパス」とは、だれの内にもある、自分自身の進むべき方向を知っている感覚に対する比喩です。方位磁針は北を指しますが、ひとりひとりの内にあるこころのコンパス(方位磁針)は、その人にとっての進む方向性を示していて、そのコンパスの使い方を思い出す、あるいはコンパスに注意を向ける、そのことを思い出すと、今この時代に自分が向かう方向性が分かるのではないかと9年間のコーチとしての活動を通して感じています。
ほんとうはコンパスが「こっちだよ」、と示しているのに、思考が「そんなの無理」と止めているのかもしれません。「一般常識的にそれでは食べて行けない」と思っているのかもしれません。
さきに挙げた世界中にいる社会起業家と呼ばれる人たちは、そうしたこれまでの常識といわれたことを覆し、あるいは常識の枠組みに囚われずに、全く新しい発想から、社会の問題も解決しながら収益さえ上げている、ということを実現しています。
社会起業家だけがそれができていると思っているわけではありませんが、例として挙げました。
誰もが自分で考えて、発想して行動する。誰もが自分の言葉で自分の思いを語る。
言われたことを言われたとおりにする生き方や、社会や世間がいうからこういうものだ、という思考から脱却して、自由になって発想する。
本当の本質から生きる。
そうしたら、それだけで、全ては整うようにさえ思います。
内側のコンパスの示すとおりに生きられていたら、葛藤がないかもしれません。自分の心の中での言い争いが起こらなかったら、自分を否定することが起こりません。
すると、外界に対してもそのように接することができます。
だからこそ、内なる捉え方の変化や、既に在るものに気づくことや、不要な考えを手放すこと、プログラム化されたものを脱いでいくことに向かって、活動をしています。
捉え方や気持ちが変わると、現象として起こることが変わってくる。
自分の捉え方や気持ち一つで、相手の人との関係性が変わったという経験をお持ちの方も多いことでしょう。
そのことを拡大していくと、一人ひとりの心のうちが整うと、社会に起こっている問題といわれることも、整ってくる。
そう思って、活動をしています。
こころのコンパス・クラブは、こうして3回開催してくることで、素敵な出会いや興味深い対話が生まれてきました。
少しずつ、私自身の伝え方やテーマ、対話も発展していくことでしょう。息長くこつこつと大切に育てて行きたいと思っています。
昨日集まった皆様、ありがとうございました。久しぶりの再会と、初めての出会いをアレンジしてくれた浜松のコーチけんちゃんこと平尾賢弘さん、ありがとうございました。
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コアに触れる活動は、対話だけではないと思っています。これまでの経験と智慧をすべてあつめたワークショップを、伊勢で10月9日~11日の連休に開催します。
名古屋では、9月25日、26日に、こころのコンパス・クラブのコンセプトを生み出してくれたビガーゲーム・ワークショップを開催していただきます。
どちらも、今述べた大切なことにつながる活動であり、参加いただいた方々は、幸せな気持ちや、つながりの感覚や、内から湧き上がるパワーを感じていただけることでしょう。
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