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2010. 08. 28  
伊勢1

Photo: Akiko Ohe


 10月に伊勢でワークショップを共に開催する、ザリッチひろえさん


 心の内が澄んでいて、内も外も輝いている美しい女性で、女性の私もあこがれる存在の方です。


 彼女は伊勢志摩の志摩のご出身で、アメリカ居住歴も長く、外資系企業にもお勤めであった経験から、幅広く数々の内的探求をされた方です。


 そのひろえさんが、あえて伊勢に居住された点には、興味を引かれるところです。


 ご自身でも、どうして伊勢に帰って来たんだろう?と思うときがあったとおっしゃるのですが、それは、ひろえさんが既に内なる指針、コアからの何かに導かれた結果なのだろうと、ひろえさんご自身も感じておられるそうです。


 そんなひろえさんは、日本や神道に対する深い洞察を持っておられます。


 ひろえさんがおっしゃったことの中で最も私の心を動かしたのは、数年前のある日言われた次のような言葉でした。


 「日本は今たくさんのものを海外から取り入れて学んでいるけれど、伊勢に来て神宮の神職さんたちと関わらせていただいていると、『大切なものはすべてここにあった』と気付かされた」


 とおっしゃるのです。


 私はその言葉に強く心を動かされました。



 私自身、母方の祖父が古美術を商っていたこと、父方の祖父が僧侶であったこと、母の実家が京都であることなども関係するのか、日本に古くからあるものに愛着を感じていて、万葉集や古事記に惹かれ、学生時代は国文学を学びました。


 特に関西地区の神社、仏閣に足しげく通っていました。


 日本にこんなに素晴らしいところがたくさんあるのに、海外旅行にどうしてわざわざ行くのだろうか?と思っていたものです。

 
 そして、20歳代後半からカウンセリングを学び、コーチングを学び、NLPを学び、10年以上が経ち、今思うのは、こうした理学やアプローチは、ヨーロッパやアメリカから輸入され、現在の日本で活用されているけれど、その受け取り方や活用のされ方は、欧米の人たちとは異なる感性でなされているのだろうということです。



 感受性、目に見えないものをうやまう心、大自然の万物に神宿ると信じてきた精神性、自他の分離なき感覚。察する力。行間を読む力。


 二元論ではなく曖昧さをうけとれる器。


 東洋思想。

伊勢神宮2

Photo: Akiko Ohe

 これらの土台の上に乗ってくる、欧米からの心理学は、独特な方法で今、日本の文化の上に融合され、まるでお酒か何かのように発酵している最中なのではないか。と思っています。


 そして海外から現在、精神性を高めるという観点で、たくさんの方が来日してセミナーが開催されていますが、実は、宇宙構造に関することや、人が精神的に成長するということや、本質に沿って生きることなど、「本当に大事なことは、全てここにあった。」ということに、ひろえさんは気付かれたというのです。


 わたしは、この国に生まれた日本人として、足下を掘り下げることが大切だろうと感じて、数年前から神道を研究したいと思い、わずかながらその一端に触れさせていただいていますが、ひろえさんのこの言葉を聞いて、安堵と希望と、納得とインスピレーションを得たのでした。



 そして、昨年12月から、ひろえさんと「日本を感じる会」という対話の会をつくり、対話を重ねてきました。



 そんなご縁で、数年を経て、それぞれが内なる探求と成長を経た今、伊勢神宮で、共にワークショップを開催するという流れになってきたのです。



 最近、ひろえさんから教えていただいた事の中で、また感動的な事実があります。

以下引用です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

神宮の神職をしておられる人の中で、どうして神宮の神職になったのかの理由に、
環境問題に関心を持って神職になられている方が幾人かいらっしゃるという事実に驚きます。


ここに世界一の自給自足の精神、リサイクルの精神、生命循環の精神に出会うのだそうです。


そして一旦、神職になると、それを守っていくことに一生を捧げ、神道では、公言しない、黙々と実践していく...という精神があるため、それを伝えることを、今も極力されません。


伝えることよりも、そうある状態であり続けていくことの方が大切なのですよね...。



ある神職の方とお話していたときに、

「エアコンについても、やれ環境問題だからと言って、スイッチを消す...ではないんです。感じて、行動することが大切なのです。感じた先に、エアコンをつける...。それでもいいのです。」]

という言葉に、とても深い意味が隠されているように、ずっと思っていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
引用ここまで


 神道では自ら体感することによってしか理解できないこと、このことを伝承していると聞きます。

 
 人から聞いたことは、自分の身になっているとはいえません。

 頭で理解していることと、実際に体現しているかどうかは違います。

 巷に本がたくさんあふれているのに、その本のとおりに幸せになったとか、達成できたという人はほどんどいないというのが現状であるように。


 
 神道、神ながらの道では、そのことをずっとずっと以前から分かっていて、教典は持たず、教えというものを持たず、ただひたすらに「行い」を通して伝承をしてきたのだそうです。


 NLPのトレーナーをしながら、人が何かを言語化するときに、すでにそのもの事実ではなくなっている、歪曲が起こっているということをつくづく実感しているので、「教え」になったとたんに、本当に伝えるべきことが伝わらなくなっていく、受け取った人の価値観や過去の体験、経験によって意味が違っていってしまう、ということをつくづく感じますから、言葉による継承をしてこなかったことについて、先人の智慧を思わずにはいられません。


 そしてさらに、言葉を使わずに、行いを通して伝承してきたということは、目に見えたり、耳に聞こえたりするもの以外のものを感じるということ、気配を察すること、体感することによる気づきや、行いを通してしか至り得ない境地、などの領域がかなり発達していたといえるのではないでしょうか。


 
 こうした古来から伝承されてきていて、わたしたちの細胞の中に確実に刻み込まれている文化、感性は、否定する必要はなく、無視することもなく、大切に享受して、豊かに発展させていきたいものだと思います。



 こうした思いから、10月に開催するワークショップは生まれました。


 自分の中に既にあり、自分と自然の関係性のなかに既にあるものを感じ、その豊かさを受け取って、自分の中心にある静かな場所から生きることができたら、


 あなたが幸せになるだけではなく、同時に自然や地球そのものにとってさえ、調和をもたらすことができるのではないかと思っています。



 意識のシフト。


 そのことを、今、地球環境から、貧困や戦争の問題から、求められている。


 そんなとき、私たちにできることは、行動を直接的に変える前に、自らの内側を変革することだと思います。



 心の内で思うことが物理的な現実を生み出します。


 内側に幸せを感じる力や、平穏な心を持つことができたとき、世界はシフトし始める。


 そう思っています。


伊勢神宮3
Photo: Akiko Ohe


 10月9日土曜日~11日月曜日、伊勢神宮内宮に祀られている天照大神様と同じ神を祀る、奥の宮、瀧原宮の美しい静謐な自然の中で、ともに禊ぎ、共に浄化し、ともに自分の中心(コア)につながり、自然とつながり、地球そのものとつながり、時間、言葉、視覚を脇において、この自分の内なる豊かさを受け取ってみませんか。


体感する力、五感や五感以外の感覚を研ぎ澄ませたい方、
自然の中でゆっくり過ごして浄化されたい方、
場のエネルギーや気などを感じられるようになりたい、トレーニングしたい方
自分自身コアにつながっている感覚を知り、維持できるようになりたい方
心の静けさ、平安を求める方
内側の指針に沿って生きたいと求める方

 
 こんな方々と、豊かな時間を過ごしたいと思っています。

 それは、決して「癒し」だけではない、あなた自身への真剣な旅でもあります。


 
 私たちは、ワークショップを開催すると決めてから、急速に変化、成長を始めています。
 
 単なる流行でもなく、エンターテイメントでもなく、観光旅行でもない、本質的、根源的なパラダイムシフト・変容の旅という表現が最も近いでしょう。


 
 ご参加をお待ちしております。

 詳細は、こちらのサイトにあります。


 


 
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プロフィール

株式会社ひらり 大江亞紀香

Author:株式会社ひらり 大江亞紀香
その方のコアからの人生の創造を支援するため、コーチング、NLPを軸に活動しています。

1.自分(存在)を掘り下げ
2.そこから未来を描き、目標を定め
3.人生をクリエイト(創造)する

この道程を通ることで、周囲に振り回されることなく、充実した、幸せな人生を手にすることができると信じ、この課程を支援しています。

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