2009.
05.
14
日本を知る。
日本語を知る。
日本という国がどのようにしてできてきたのか?を知る。
最近はそのことにとても感心があり、学んでいます。
今日も、日本語のもつ言霊について、学びました。
私は短歌を15年ほど詠んできました。
日本語には「調べ」があります。
日本語独特のリズムです。
美しいことば、やまと言葉がたくさんあります。
ながれるような調べ。
細やかな四季の移ろいを感じてきた文化があります。二十四節季。1年を24もの区切りを付けて、2週間に1度、季節の移ろいをあらわす言葉を持ちました。
五十音。母音を発する言語は意外と少ないそうです。
先日訪れた高野山では、「阿字観瞑想」をしましたが、宇宙は「あ」の音で始まったともいわれ、「あ」の音が宇宙をあらわす、ともいわれています。
音。そして色。
それらはいずれも波動であり、聞こえる波動が音となり、見える波動が色となっています。
見えない色は「紫外線」「赤外線」といわれたりします。
われわれ人間には聞こえない音も世の中には存在しています。
あるヨーロッパの交響楽団が日本を訪問したときに、秋だったこともあり、宿泊先のホテルが気を廻して、こおろぎを庭に放ったのだそうです。
すると、楽団員から「あの騒音を止めてくれないか?」という苦情が出たのだそうです。
ある方が、フランスからのお客様を夏に接待したときのお話を聞きました。
お座敷の個室で食事をとっているときに、部屋には風鈴が涼しい音を鳴らしていました。
「あれ、いい音でしょ?」というようなことをその方がフランスのお客様に伝えたとき、
フランスのお客様たちは、まったく風鈴の音が耳に入っていなくて、何か音がしますか?と驚かれたのだそうです。
言葉を越えて、音の感覚、聞き取る感覚、秋の虫の鳴き声や、風鈴の音を聞いたときに感じる心地よさを、この国に暮らしている人たちは共通に持っているのかもしれません。
日本という国について、もっと学んで行きたいと思っています。
私にとっては、特に言葉、言霊
NLPでも、「言語」を大切にしています。言語が人に与える影響は大きいのです。
英語を母国語とする国で生まれたNLP。それを、日本語を話す人が受け取って、それを活用していくとき、どんな広がりや深みが増すのでしょうか。
今この時代に、この国に生まれてきた目的を、問いながら、実践していきたいと思います。
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