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2009. 10. 31  

 ダライラマ法王

 両国国技館にて。

 ダライラマ法王14世の法話をレポートします。

 法王が登壇されたときには、なんともいえない感動を覚えました。ご本人はチャーミングでユーモアのある方で、穏やかに2時間の法話を語ってくださいました。

以下、法王の言葉を通訳の方が語ってくださった内容のレポートです。



 苦しみは、自分自身で作り出していることが多い

 科学者が言っていることとして

 怒り、執着は体を蝕む。免疫機能を低下させる。
 それに対して、穏やかな心は、免疫機能を増加させる。

 つまり、ものの考え方が脳に変化を起こさせている


 心の平和を望んでいることは、宗教を信じる、信じないに関係なく誰もが同じである。

 私たちは、心の平和を望んでいる。


 心の平和とは、外面的なものに頼るのではなく、内なる心の中からつくるもの。


 自分/他人という境界線をつくるのではなく。

 境界線が在るというのは、自我意識があるということ。
 境界線がないと、嫉妬、怒り、競争心、心配がなくなる。


 利己的な心と態度が自分たちを苦しめる。


 主だった世界の宗教の特徴は、愛・慈悲の心。

 これは母から受けた愛が基板となる。

 これが足りないと、嫉妬・怒りが多くなる。

 足りている人は心から安定する。


 心の平和を作ることを努力することが今求められている。

 そのためには心の中に愛情を育む瞑想が役立つ。


 世俗的倫理観に基づいて方法論を科学者たちと探っている。

 幼い頃から心の平和の重要性を教えることが重要なのではないか?

 このことの方法をよく調べていただくことは重要。



 その後、1.自我とは何か
     2.自我には始まりはあるのか?
     3.自我には終わりはあるのか?


 
 についての仏教的な視点からの考察と、修行道の三要素についてのお話がありました。


 その後の詳細は、いずれどこからから本が出されるときなどにご興味のある方はお読みください。


 わたしは、特に前半の部分(太字)に、頷首していました。



 ダライラマ法王は、チベット仏教を広めたいわけではなく、押し付けたいわけではない、とおっしゃいます。むしろ宗教を超えて、世界すべての人々が心の平和を得ることを望むという姿勢を貫いておられる自然な語りが印象的でした。


 
 
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2009. 10. 30  
 日常は膨大な情報の中にあり

 思考が繰り返し頭の中をめぐります。

 思考や情報は、とても有効なときがありますが

 過多になるときもあります。


 森の家

 山中湖の知人の森の家に来ています。

 思考の垢を落とすために、

 時々自然の中に出かけたくなります。

 今回の直感は、富士五湖方面。

 流れるままに、山中湖に来ました。

 
 森の家1

 自然はシンプルで、そしてすべてを持っています。

 あらゆることを、教えてくれます。

 そして、黙ってみていてくれます。


 緑、黄色、オレンジ、赤、真紅。。。


 木の葉のグラデーションの美しさと明るさのなかを、そして全くの静けさの中を、暖炉の木が燃える音と、鳥のさえずりと、そこらじゅうで木々が落とした葉が、地に落ちるときの音を聴きながら、しんと冷えた林の中をあるき、陽だまりの暖かさの中をたたずみます。

 森の家2

 この木の根元で、寝転がりました。

 森の家4

 朝のひかりは明るく暖かく、澄んで、透明です。

 まぶしく青空を眺めながらじっとしていると、ちいさな蜂が私の周りにやってきて、体に止まったり、また飛んだり、止まって、体の上を歩いたりしていました。

 紅葉まっさかりの秋の森に、訪れることができて、


 すっかり落ち葉とともに、私の中の思考を落とすことができました。




 あなたはどんな方法で、日常の自分をリセットして、本来の自分に戻ることをしていますか?

 
 
2009. 10. 29  
「コーチングの資格をとっても、コーチとしてやっていけないよね~」

という声を、聴く事があります。

 わたしは、世の中全体を見渡してとても意義の在る学びを身につけた方から、こうした発言はなるべく聞きたくないな、と思っています。


 コーチングでほかの人の人生を変化、向上させる機会を得たのなら、ものすごい社会的資源を、身につけたということになると思っています。

 その資源を使う機会をつくらないことは、発電した電力を使わずに放電しているような、食べ物を残して捨ててしまうようなことのようにも思えています。

 厳しく聞こえるかもしれませんが、コーチとしての活動をしたいのであれば本気ですればいいし、したくないならその発言をしなければいいと思います。

 せっかく身につけた力を、是非一人でも多くの人にコーチングを受ける体験を通して変化を起こす機会につなげてもらいたいな、と思います。


 ここで言うコーチングとは、ビジネスコーチングという限定的なものではなく、その方の人生全体に関わり、生きることの豊かさをもたらしたり、存在意義を明確にして、本来のその人として生きるという関わりを指します。単に営業利益を上げることや、経営を向上させることのみではありません。

 コーチングを学んだ人全員がひとりに2~3人ずつクライアントを増やしたら、その数だけ、自らの人生を豊かに生きる人が増えることになるのだとすると、コーチングを学んだ人はいまやかなりの数になりますから、それが実現したら、もっと社会は充実して生き生きと、自分や他者を満たして生きる人たちが増えるのではないかと思うのです。

 自分がクライアントを取って収入を得られるかどうか、だけではなく、一人でも多くの人がコーチングの恩恵を受けられるようにするには、という観点を持つと、行動が変わることもあるのではないでしょうか。

 社会や世界がよりよくなるようにするには、コーチングを学ぶ人が増えることと、学んだ人からそのエッセンスを受け取ることの両方があるように思います。

 もちろん、一人ひとりのペースがあるので、それは尊重したいと思っています。コーチングをしたいと思っているのであれば、ぜひ、クライアントが見つからない、という言葉を言う前に、思いのままにクライアントを増やす活動をしてもらいたいのです。

 コーチングを学んだ方で、もし、もう少しクライアントさんを増やしたいな、あるいは、クライアントを見つけられない、と思われる方は、ぜひ、誰に、どのようになってもらうのを応援したいのか?を今一度考えられてはいかがでしょうか?

 クライアントを増やすことは、広くいろいろな側面で、多くの人が喜ぶことになります。もちろん自分にとっても嬉しいことでもあります。

 自分ため、という視点を横において、誰かのため、社会のためにコーチングを通して役立つとしたら、どんな変化や成長を社会や人々は得ることができるのか?という視点から見てみる。

 もらいたい、受け取りたい、ほしい、
という視点ではなく、
何を自分が差し出したいのか?どんな結果をもたらしたいのか?
という視点で見てみる。

 苦しみながらではなく、ゲーム、遊びの感覚で、楽しみながら取り組んでみる。

楽しみながらやると、その楽しんでいるBeingが伝わって、楽しさが伝
播するように思うし、一人ではなく仲間たちとすることは、やっぱり大きな力や
思いがけない智慧を生み出すと思います。

ということで、たのしみながら、自分らしく、コーチングをさせていただく機会を増やす動きをしてみるのはいかがでしょうか?

2009. 10. 27  
この週末、ダライ・ラマ法王が来日されます。

ダライラマ法王

10月31日土曜日は、法話

ダライラマ法王2

11月1日日曜日は、「地球の未来」への対話

両日とも、両国国技館にて開催されます。

この運営は、ボランティアの方々によって行われているそうです。

まだお席を確保することができるそうです。貴重な機会ですので、日程の合う方は、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

既に申し込まれている方々とは、会場でお目にかかれるかもしれません。

「地球の未来」への対話 については、事前に対話される登壇者の方々の対話的講演会に伺いましたが、大変興味深く心強く、具体的なお話を伺うことができました。

当日、ダライラマ法王とどのような対話に発展していかれるのか、とても楽しみです。





2009. 10. 25  

 NLPラーニング、NLPマスタープラクティショナーコース第2講2日目

 カウンセリング・セッションの続きから始まりました。

 
 NLPのこれまでの学びを実践者として身につけていることを確認する機会として、そしてそれ以上に、いやそれ以前に、人として大きな何かを学ぶ機会として、カウンセリングセッションがありました。


 人は愛を学ぶために肉体を持ってこの地上に生まれてきたのだ、ということを聴いたことがあります。

 
 あらゆる出来事、あらゆる喜びや苦しみは、すべてこの「愛」を学ぶためなのだとしたら、生きることは切なく愛おしいことに思えてきます。


 生きるとは、人生が私たちに問いかけてきている、問いに答えていくことであるという、ヴィクター・フランクルの言葉が私は好きですが、愛を学ぶために生まれてきたという説も、そうなのかもしれないな、と思えています。


 一人ひとりの方が、目の前の方に向かって、一心に関わっている姿を見ていて、

 一人ひとりの方の思いを聴いている姿に、その部屋の空気のあたたかさに、

 また多くのことを教えていただいた日でした。


 そして、わたしが何のためにNLPトレーナーをしているのか?を、また改めて気付く日でした。


 自分を愛し、人を愛する。そのためにあらゆることが起き、あらゆる体験があるのだとしたら、どれほどわたしたちが、より大きな何者かに愛され見守られていることでしょうか。

 今何が起きているのか分からなくても、今答えが分からなくてもいい

 それほど大きなことを体験したのだと思いました。


 ともにこの週末を過ごした皆様、ありがとうございました。

 みどり
 
2009. 10. 24  
NLPラーニング、マスタープラクティショナーコース3日目。

今日はカウンセリング・セッションの前半でした。

お互いに自分のテーマを出し合い、持てる力を最大に発揮して、相手の方に関わっていきます。

その真剣さ、集中力、本気度、愛情といったら、すごいことになっています。

自分自身に向けてではなく、他者に向けて力を発揮するとき、自分でも思いがけないくらいの力が出ることがあります。

そんなことを、会場中から見せていただいている気がします。

明日後半があります。どんなすごい場に、参加者のおひとりおひとりがしていくのか?

ただ、トレーナーとして場を見守っていたいと思います。

2009. 10. 22  

 昨日夕方、メールにて告知しました、NLP個人セッションですが、告知から一日経過するまえに、満席となりました。


 ご希望に添えなかった方、申し訳ありません。

 早速お申し込みくださった方々、ありがとございました!


 
2009. 10. 21  
12月2日。この日は満月。

ネイティブアメリカン伝統の、女性のための「ムーンロッジ」をワークショッ
プ形式でご体験いただける機会のご案内です。

春に開催して大変好評だったことから、再度日本で唯一のムーンロッジ・ファシ
リテーター、ビジョン心理学トレーナーの大空夢湧子さんをお呼びして開催して
いただくこととなりました。


ネイティブ・アメリカンの伝統では、月経時の女性たちは、日常の家事から離れてムーンロッジという特別の場所で過ごし、受け取ったビジョンを自分や家族やコミュニティーのために活用するという大切な役目を果たしていました。

ムーンタイム(月経)は浄化の時であり、女性の感受性がもっとも高まる時で、ビジョンやアイデアを受け取るのが容易になるといわれています。そして、月経中の女性たちが夢というかたちで受け取ったビジョンが、「予言」として残っているものもあります。
有名なホピの予言もこのビジョンの一例です。

このワークショップは、女性同志が集まり、もう一度ムーンタイムがもたらすギフトを再確認する場です。

今年最後の満月の夜、ネイティブ・アメリカンにならって「ムーンロッジ」を体験してみま
せんか?

月経中であってもなくても、女性なら年齢を問わず全ての方にご参加いた
だけます。春の開催時には、安心できる場で、女性性を受容する豊かな時間を分かち合うことができました。

大空さんのムーンロッジにまつわるお話や、軽いメディテーション体験などをしながら、不思議なやわらかい時間を共に過ごしましょう。

詳細案内(こちらのサイトもご覧ください。)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^

○ 日 時 平成21年12月2日(水)19:00~21:30頃
     21:00に一旦終了後、お茶を飲みながら対話する時間があります。
○ 場 所  中目黒スクエア2F
     目黒区中目黒二丁目10 番13 号
     東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅から徒歩10 分
○ 定 員 20名
○ 参加費 4,500 円
     (事前にお振込みの場合。当日お支払いの場合5,000 円となります)
○ お申込み こちらのサイト内のフォームよりお申し込みください。
      
○講師 大空夢湧子さん
ビジョン心理学トレーナー、通訳、パーソンセンタード表現アートセラピー・ファシリテーター。20数年間成長と癒しのためのセミナーやワークと関わり、多くの方々とふれあい、サポートするとともに、自分自身の学びを続ける。安心できる人柄で、ユーモアのあるわかりやすい語り口に定評がある。訳書に「傷つくならば、それは愛ではない」「セルフセラピーカード」「セックスは神様からの贈り物」「言葉を変えると、人生が変わる」など。

○ 主 催 コア・クリエーションズ http://core-creations.jp/
○ 後 援 JWCA自分分科会
*みなさまからいただいた収益の一部は、女性の自立を支援することで世界に平和をもたらす活動をしている団体に寄付させていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

21世紀は女性の時代といわれています。

女性の時代とは、単なる性別の男女ではなく、女性性という観点で、調和、融合、協働、受容というものが、競争、勝敗、攻撃、戦闘といった価値観からシフトしていくものであるように私個人としては捉えています。


今一度、女性同士で集い、大空さんの不思議でゆるやかなファシリテーションの
もと、女性としての体のことや、こころの面を共有し、女性であることのギフトを受け入れたときに広がる豊かさを、ともに体験してみませんか?


会場にてお待ちしております。
2009. 10. 20  

 秋晴れ、晴天の今日、今年春から始めた、友人、お知り合いの方々とのお米作りの収穫の日でした。

 そうです、稲刈りです。

 昨年末からじわじわと話が出て、今年に入ってから一斉に田んぼを探し、春、籾をまき、いのしし、猿、鳥よけ網を張り、田植えをし、草刈をして、水を張り、稲の病気に心配し、話し合いをし、ようやくこの日にたどり着きました。


 ほんの少しの田んぼなので、来られた全員で手で刈りました。そして、脱穀機にかけ、麦をまいてある田んぼに、藁を広げました。

 借りた田んぼが少し遠いので、時々面倒に思うこともありました。

 田んぼに行こうと思うと、朝早く通勤電車に乗って新宿まで行ってから、高速バスで行くことになります。

 田んぼに行くのにどうして通勤電車なんだろう。。と、思うこともありました。

 水の管理のために、近くに住んでいる仲間にはほんとうにお世話になりっぱなしでした。

 隣の田んぼのおじいさんに、土から水が滲み出ていくことを教えてもらいました。

 田んぼに住んでいる虫たちには、土を耕すことで驚かせることになりました。

 いけるときには田んぼに通い、熱心に作業を勧めてくれた仲間の方々がいました。

 そして何より、私たち人間のできることをはるかに超えて、稲はしっかり育ってくれました。

 育って実をつけてくれるのは稲であり、つきっきりで励ましたりしなくても、勝手にしっかり育ってくれるのです。

 生命というものについて感じ入りました。

 私たちが日ごろ食べるお米のために、お百姓さんがしてくれていることに、心から尊敬と感謝がわきました。

 そして、労働と食べることが直結しているシンプルさを前に、そして、だまってただそこに広がっている田んぼや自然そもものに、ありがとう。とただ伝えたくなりました。

 食べるものを作れるようになると、自信が湧いてくるんだという方がいます。
 
 食料自給率を高めることが、日本全体でも一つの課題でもあるように思います。
 

 
 今日の収穫で、ほんとうに気持ちが晴れ晴れと、達成感に満たされました。

 ありがとうございました。
 
2009. 10. 18  
8月に始まった福岡のプラクティショナーコースも、早くも第3講を迎えました。

今回は、アンカリング、ビジョンタイムライン、エクセレント・サークルなどを学びます。

次第に参加されている方々のかもし出す雰囲気が変わってきています。

ワークをすることで、がらっと変わるかたもいらっしゃったり、そしてお互いにワークするときの姿勢、あり方がまたあたたかくて真摯なのです。

わたしたちは知らず知らずのうちに身につけた、たくさんのパターンを持っています。

恥ずかしいと肩をすくめる癖がある、とか、考え事をするときには必ず足を組む、とか、照れると頭をかく、とか。。犬を見たら怖くて足がすくむ、というのもそうです。これらをNLPではプログラム、と呼びます。

 こうしたたくさんのプログラムによって、無意識的に行動してしまっているのが私たち人間なのです。

 一日のうち無意識での行動は、90%以上を占めるといわれています。

 だとしたら、わたしたちは、ほとんど機械仕掛けの人形のようではありませんか。

 気持ちが落ち込んだり、沈んだり、腹が立ったりすることも、過去に何らかの体験をしたときにできた、プログラムによるものであることがほとんどなのです。

 たとえば、夕方になると気分が沈む。これは、小さい頃に日が暮れてから家に帰ると、親に厳しくしかられるということを繰り返したことにより、強化されたプログラムなのです。起こられた後のしょんぼりした気持ちが、日が暮れていく頃になると思い出されるのです。

 では、こんなプログラムに支配されたまま生きていて、本当の意味で自分の人生を生きているといえるのでしょうか?

 
 ということで、こうしたプログラムを書き換えることを学びます。

 また一方で、望みをかなえるイメージトレーニングの強力なバージョンを体もつかって体験します。

 プログラムを変えることは、まずは心が楽になり、開放される効果があります。その次に、いつものパターンを考えることもなしに繰り返したり、機械的な反応をしていて、ただ呼吸しているだけの状態を手放すことで、自らの手に選択権や、コントロール可能な感覚を取り戻すという効果があります。

 福岡7期プラクティショナーコースご受講中のみなさんは、とても熱心でオープンです。

 今回も、楽しくともに学ばせていただきました。

 ありがとうございました。




 
2009. 10. 12  

 自然時間と聴くと、どんな印象を持たれますでしょうか?

 逆に、人工的な時間とは、どんなことだと思いますか?


 わたしたちは文明の発達の成果として、時計を持っています。しかも、世界共通で時間という概念を持っているかのようです。

 
 そして、時間を絶対のものと思い、時間通りに生活することに縛られます。

 ミヒャエル・エンデの『モモ』には、時間を貯蓄できるという時間銀行に時間を預け、じっさいは時間泥棒に時間をとられてしまい、忙しそうにしている大人たちと、時間を取り返しにいく少女が描かれています。

 

 自然界にある動植物は、どのような時間を生きているのかに、意識を向けてみましょう。

 植物は時期が来れば芽を出し、茎を伸ばし、花を咲かせ、実をつけ、種となります。
 渡り鳥は、季節とともにふさわしい場所へ移動します。

 
 彼らは時計もカレンダーも使っていないのに、ふさわしい時期を知っているのですね。


 そもそも時計やカレンダーは、人間が作ったものであり、それにしたがって生きているのも人間だけです。


 ではそもそも時間はどのようにして決められたのでしょうか?

 ご存知の通り

 一日24時間は、地球が自転する速度から、
 一年365日は、地球が太陽の周りを一周する、公転の周期から

 計測されたものですね。

 では、一ヶ月は何の周期でしょうか?

 
 「西向く侍」(2,4,6,9,11月)の月は、30日、または28日か29日。それ以外の月は31日。

 天体のサイクルとしては、こんなばらばらにあるものはないでしょう。

 私たちが何気なく使っているカレンダー、暦は、一ヶ月のサイクルが宇宙のサイクルと合わないものなのです。

 これを使い続けることで、無意識にプログラミングされてしまう不規則なサイクルにより、自律神経がおかしくなってしまうという説もあります。

 では実際のところ、一ヶ月とは何を指すものだったのか?

 そうです。月のサイクルです。

 月は27.32日で地球の周りを回るのだそうです。そして、一年で13回地球の周りを回ります。

 太陽の自転の周期は約28日なのだそうです。


 自然のリズムを取り戻すための、28日×13か月の周期。このサイクルを意識しながら暮らし始めることで、体調がよくなったり、気持ちがクリアになったり、直感がわきやすくなったりしたという声を聴きます。

 実際に私もそうでした。

 ということで、11月16日月曜日午後に、自然時間で生きるワークショップを開催します。、マヤの暦、コズミックダイアリーをベースに、宇宙のこと、自然のこと、ダイアリーの使い方をご紹介します。

 自然との一体感を感じながら暮らし始めるとき、いままで気付かなかったこと、視野に入っていなかったものが見え、聞こえ、感じられるようになることでしょう。

 ご興味のある方は、どうぞお越しください。

 コズミック・ダイアリーについての詳細は、こちらのサイト、もしくはこちらのサイトをご覧ください。


高野山20


 

 
2009. 10. 10  

 CTIジャパン創立10周年記念イベントとして、「これからの10年」というワークショップが開かれました。
 
 ちょうど10年間を振り返り、これからの10年を展望しようとしていた私としては、ベストタイミングでしたので、参加してみました。


 CTIという団体は、社会の良心だなあと日ごろから感じていまして、そのあり方はつねに注目しているところです。

 一言で言うと、コーチ養成機関なのですが、その奥にあるものに注目しています。

 何のためにそれをするのか?

 それが深く一貫して存在している、社会運動体だと思っています。

 コーチを養成したいから、養成プログラムをしているのではないのだと私は感じています。

 社会をよりよくするために、人々がより自分らしくありのままに生きるために、人として進化するために、創設され、運営されてきているのではないかと思っています。

 そして、この思いに賛同し、自分なりの方法で発展させていきたいと思っています。

 そもそも、自分の人生を生きる人を増やしたい、という思いから2001年にコーチになることを決意し、学び、独立してきたのですから、ほんとうに同じ道を行く先輩の方々がいらっしゃいます。


 もちろん、CTIに限らず、同じ方向を目指す方々はいらっしゃるのであって、そうした方々と広く手を結び合いながら、それぞれのやり方で、よりよい世の中を創りだすためのサポートをしたいと思います。


 今日出てきたわたしのこれからの10年により、わたしは、コーチ、NLPトレーナーのほかに、「ネイチャーコミュニティ・ファシリテーター」であるのだということが分かりました。

 コア、本質からクリエイトされていくもののそばにいる役割があるのではないかと感じています。


 これまでの10年を振り返るとき、まさかこんなところまで成長、変化するとは思ってもいませんでした。そして、これからの10年もきっとそうなるでしょう。


 地球環境の変化や、ピークオイルや、経済の変化とともに、それでもなお、わたしたちは進化しつづけていくのだと思います。

 
 これからの10年も、喜びと感謝とともに進んで行きたいものです。


 あなたはこれからの10年間、どんな存在としてこの世界に関わっていくのでしょうか?

 
2009. 10. 04  
高野山14

 高野山ワークショップが終わりました。

 また今回も、私自身も楽しんだ3日間でした。

 ものごとをありのままに見る。客観的な視点を持つ。

 大日如来のような、大きな俯瞰した視点でものごとを見る。

 自分という存在を客観的に見たときに得られるもの。

 高野山17

 
 最終日の朝の奥の院では、ほんとうにすがすがしい空気と美しい太陽の光に恵まれました。

 中秋の名月といい、風の吹き渡る阿字観堂といい、自然環境の恵みを感じながらの今回のワークショップでした。

 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


 ワークショップ終了後、菊池龍全トレーナーと、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)にお礼参りに行きました。

 高野山は1200年前に空海が開いた標高900メートルの霊場ですが、こちらの神社は1700年前から存在しているといわれています。

 そして、空海が高野山を開山する際に、丹生都比売大神から御神領である高野山を借り受けたといわれています。

 丹生都比売神社

 最寄の駅から山一つ超えたところにあるこの神社は、ほんとうにひっそりとそして威信を持ってたたずんでいました。

 自然の中に在るたくさんの神々や、宇宙そのものである大日如来。そうした信仰を横に置いたとしても、自然や宇宙を感じずに入られない、豊かな高野山滞在でした。

 あなたが、大自然と一体感を感じたのは、いつですか?そしてそれは、どんなときですか?
2009. 10. 03  
高野山6

 朝のお勤め、それから護摩行体験を経て、今日は参加者の方々が結縁潅頂を体験される日です。因みに結縁潅頂は、春3日、秋3日の年間わずか6日間しか開催されていません。そして、春と秋は、扱う内容が異なり、春秋2回参加することで、全体とのご縁を結んだことになるのだそうです。

 高野山7

 高野山8

 宿坊の前に集合して、出発です。

 高野山9

 高野山11

 一夜明けて快晴です。

  高野山12
 
 いよいよ会場となるお堂の中へと入っていきます。



 体験後の感想もさまざまでした。
 
 曼荼羅の中央にいる大日如来とのご縁を結ばれたみなさんです。
 
 その後は、曼荼羅を活用したNLPのワークに移っていきます。

 客観的にできごとをありのままに受け止める。これが、秋の結縁潅頂の金剛界の目的でもあり、その目的に合わせた視点を変えるワークに移ります。

 高野山13

 午後はどっぷりNLPのワークを楽しみました。

 高野山15
 
 そして、夜は。。。

 万灯会(まんとうえ)という、年間で3日間しか開催されない、奥の院での行事に参加しました。

 ちいさな明かりがところどころにある、墓地の間の道を行きます。

 幸い今日は、中秋の名月。

 木々の合間から見える明るい月光を頼りに、肝試しのように、全員で進みました。

 奥の院では、壮大な、まるでショーのような読経。20~30人のきらびやかな法衣を着たお坊さんたちが一斉に声明を挙げておられます。

 そのうち、歩きながら御経を読み始められます。「あ」の音に伸ばす声が長く繰り返されて、共鳴し、共振しあって、ものすごいエネルギーの場になっていました。


 終わってから、また阿字観堂に戻り、瞑想を体験しました。

 2泊目の今日は、皆さん更にリラックスされていました。そして私も楽しんでいます。。
2009. 10. 02  

 高野山5

 高野山6

 とても気のいいところに、しばらく滞在していると、ほんとうに心がすっきりとしてきます。

 今日からいよいよ高野山ワークショップの始まりです。

 会場は、30日から宿泊している恵光院。ここの阿字観堂(あじかんどう)をお借りしています。

 昨日まで夕方に阿字観瞑想を指導していただいた会場です。

 写真にある掛け軸は、阿字観瞑想のための軸で、満月が蓮の花の上に載っていて、その満月の真ん中に梵字で「阿」という文字が書かれています。

 宇宙は「阿」の字から始まった、といわれていて、宇宙との一体感を感じる瞑想のことを阿字観瞑想と呼ぶのだそうです。

 引き戸を開け放つと見える、縁側の向こうの日本庭園の木々の緑たち。そして宿坊のお部屋。この宿坊には、フランス人の方々が多くいらしています。

 フランスの旅行社で紹介されているのでしょうか。意外なほど、フランス人率が高いです。

 午後に集合して、自己紹介の後はほかの方々とともに宿坊のお坊様が指導される阿字観瞑想を体験、夕食後に、五感を開放して幸福感を感じるワークを体験しました。

 わたしたちは何かを見たり聞いたり、何かに触れると、瞬時に過去の体験経験に照らし合わせて、これは何であるのかを把握しようとして、「○=△」と頭の中で言葉をうかべて、ラベルを貼ってしまいます。

 この、ラベル化する前の五感をしっかり体験することで、それがどれほど豊かで幸福につながることか?を体験していきます。

 ラベル化しないでいると、なんともいえない楽な心地の良い感覚になるのです。

 春に引き続き、2回目のワークショップ。今回も大阪から仙台まで、全国からご参加いただいています。
 
 

 
2009. 10. 01  

 高野山での最奥の儀式といわれている、宇宙そのものの存在といわれている大日如来とのご縁を結ぶ、結縁潅頂(けちえんかんじょう)を体験しました。

 一夜明けて快晴です。

 高野山2

 朝8時から、儀式が始まっています。真言宗の僧侶の方々は、衣装が豪華でうつくしいのですね。

 高野山3

 ここ高野山に1200年つづいている血脈に、あなたもつながりました。と、大阿闍梨さまに最後に告げられて、頭に水を流していただく(灌頂)ときには、なんとも厳かな気持ちになりました。

 儀式は大切ですね。

 そして、大日如来は、宇宙そのものの存在であるため、説法を説くときには、自然の風物を活用しているのだそうです。

 ある時には雨を降らせ、またある時には風を吹かせ、香りを漂わせ、霧をおこし、日の光をさしのべる。。

 そういえば、八百万の神々を祭っている古来から在る神道にも通じる思いであるなと思うのでした。

 高野山4
プロフィール

株式会社ひらり 大江亞紀香

Author:株式会社ひらり 大江亞紀香
その方のコアからの人生の創造を支援するため、コーチング、NLPを軸に活動しています。

1.自分(存在)を掘り下げ
2.そこから未来を描き、目標を定め
3.人生をクリエイト(創造)する

この道程を通ることで、周囲に振り回されることなく、充実した、幸せな人生を手にすることができると信じ、この課程を支援しています。

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