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2005. 12. 31  

 明日は、もうすぐそこです。

 来年は、もうすぐそこですね。

 来年に持って行くもの、来年へ持ち越すもの。

 熟成されたもの、新たに生み出すもの。

 なんでもない一日の終わりと始まり。

 でも、何かが違う一日ですね。

 家族一同集まったり、テレビが特別番組だったり、食べるものが違ったり
 日本の文化を感じる数日間。

 今年の自分に、お別れです。2005年は、記念すべき大きな一年でした。

 今年直接、間接を問わず、お世話になった皆様ありがとうございました。

 たくさん手放して、手に入れることが出来たものの大きさを感じています。


 ありがとうございました。

 
 
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2005. 12. 30  
今年9月30日に、長らく勤めた職場を退職しました。

その日の夜、テレビで今井美樹が「Goodbye Yesterday」と言う曲を歌っていたそうです。

その曲が私にぴったりだったといって、ある方が退職祝いにこのCDをプレゼントしてくださいました。


確かに、

生まれ変わった私が今ここにいる

というのも、そうかもしれません。


退職の日から3ヶ月経って、いくつもの旅をして、また、新たな自分に出会っています。


涙の数だけ人はきっと 幸せに近づいているはず


今年はよく泣きました。

「人間っていいね」という涙です。感動の涙が多かったのかな。

かつては

寂しくて泣いたり、辛くて泣いたりしていました。

今年の涙は、幸せな涙だったな。

人として生きるかなしみ、人として成長したいという願い、自分に挑む恐れ、懸命に生きる人の姿に胸を打たれて、惜別の涙、感謝の涙、、、



そして、多くのものを手放した一年でした。

「Goobye Yesterday」とは、昨日までの自分を手放す、ということでもあるように思いました。

そして、昨日までの自分を手放すことで、大いなる変化を自分にもたらすことができるように、できたように思います。

手放せば手放すほど、自由になれる。

更に多くを手放しながら、来年を心地よく走りたいと思います。
2005. 12. 29  

 昨日、初めてお会いした方に「葉月さんはなにびとですか?」と尋ねられ、思わず「旅人です」と、答えていました。

 
 旅はいろいろなことを私に気付かせてくれました。

 11月にベトナムへ旅した時のこと。

 フエという中部の町で、ストリートチルドレンが暮らしている施設「子どもの家」へボランティアに行きました。

 子どもたちはものを多くは持っていません。しかし、笑顔をたくさん見せてくれました。体中で「生きている」ことを示していました。

 一緒に折り紙を折っていたTちゃんが、「日本人からもらったの」といって、ビーズをみせてくれました。その箱には、わずかですが、色とりどりのビーズがあって、彼女が作ったのでしょう、2つの腕に巻くサイズのアクセサリーが入っていました。

 「きれいだね」といって見ていたら、2つあるアクセサリーの1つを取り出して、Tちゃんは私の腕に巻き始めました。コマ結びにし、はさみがないから、私の腕に顔を近づけて、自分の歯で結び目のワイヤーを切っています。

 そうして「あなたにあげる」というのです。

 めったに買ってもらえないお菓子(ポップコーン)を食べているときも、そうでした。別の少女がやってきて、私にも食べるように勧めてくれます。皆で食べたらいいよ、と断っても、一緒に食べようと勧めます。

 少ししか持っていないものを、「もっと欲しい」と思うのではなく、もらったものを独り占めするのではなく、「少しあるから、残りはあなたにあげる、少しあるものを皆で分け合う」という態度なのでした。


 日本での日々の暮らしを、振り返りました。
 当たり前のように「もっとほしい」という発想の消費生活。
 最近でこそ、ものはない方がいい、と思うようになっていますが、それでも本や服、電化製品、家具を含めて、ここにいる子どもたちの百倍くらいのものを持っている自分。。

 
 私の右手首の、黄色と青のビーズでできたアクセサリーは、それ以来ずっとそこに巻きついたままです。

 とても外すなんてできない。彼女の好意に、子どもたちの価値観に触れて。

 私が去る日、Tちゃんは丁寧に挨拶してくれて、見送ってくれました。瞳にかなしみを浮かべながら、その子なりに胸の痛みを隠しながら。

 
 右手のビーズのアクセサリーを見るたびに、ベトナムで子どもたちと過ごしたひとときを思い出します。

 そっと左手で触れて、「足ることを知る」という言葉を思い出しています。 

 
2005. 12. 28  
 正会員になっているNPO法人ファミリーツリーの忘年会に参加しました。

 今年2月に、趣旨に賛同して、ともに活動できたら、との意思を伝えていましたが、今年は一度も活動できませんでした。

 勤めを退職して3ヶ月が経ち、退職前からやりたいと思っていたことを一通りこなすことができて、ようやくここへ来て、自ら発信することへ目が向けられるようになりました。

 来年になったら早速ごそごそと動き始める予定なので、会員の皆さんにお目に掛かっておきたかったのです。

 
 明るく暖かく、素敵な雰囲気でした。志のあるあたたかさ。初対面の私もすっと溶け込んで行きます。

 ご家族で参加されている方のあたたかい空気に触れ、お母さん向けや、パートナーシップについてののワークショップを開催された方のお話を伺い、キッズキャンプに参加した子どもさんがどんな風に変わったかを聞き、心から今日参加してよかったと思いました。

 名古屋で、この「場」を広げて生きたいと、改めてわくわくする気持ちでいっぱいになりました。

 ありがとうございました。
2005. 12. 27  

 今日は、妹世代の方々とのセッションが続きました。

 一年を総括する話題が多かったのですが

 懸命だったり、
 本当の自分に繋がりたい、という素直な欲求だったり、
 自分を認知していったり、
 自分と出会ったり、
 愛したり

 している姿が、いとおしかったです。

 素敵な素敵な お花や樹やキャラクターや、いろいろなものになっていくのを

 ただ、ともにいて、来年へと向かう姿を見送って、今年のセッションが終わりました。

 
 私には妹が二人いるのですが、

 姉としてはやっぱり妹にはいつも幸せでいてもらいたいし、自分の中にある輝きを見出して、信じて光り続けて欲しい。


 血がつながっているかどうかなんて関係なく、妹たち世代の人たちが皆、自分を好きで、自分を大切にしている姿を思い描いて、そして願った一日でした。




 
2005. 12. 26  
25日の夜、女子フィギュアスケート五輪代表が決まりました。

24日から2夜連続で、最終選考となった選手権をテレビで見ていました。

3人の五輪参加可能枠に対し、5人の有力候補が競い合っています。

彼女たちの迫力には、すさまじいものがありました。

4年に一度しかない機会に向けて、激しい練習を積んできたことでしょう。

精神的な強さがなければ、まずここまでやってこられなかったことと思います。

しかも、熾烈な競争の中にあっても、とりわけ優雅に美しく舞い、笑顔まで見せるスポーツであり、チームではなく、たった一人で挑むときたら、何と厳しい世界なのでしょうか。

こんなところで緊張して体が硬くなったり、プレッシャーに負けていたら、例えば3回転ものジャンプを、一競技の中で何回もするというチャレンジの気持ちなど沸かないことでしょう。

それを、誰もが勇気を持って飛んでいるのでした。しかも、誰も転んだりしませんでした。

ものすごい集中力。強固に鍛えられた精神。

演技中の迫力は、表情まで写るので、テレビを見ている私たちには伝わりますが、表情が見えなくても、同じように会場の観客席にも伝わるようでした。会場は随分広いですし、一番端からみたらほんとうに小さく見えることでしょう。それなのに、演技が終わるとスタンディングオベーションが巻き起こるほど、会場の隅々にまで気迫が伝わっているのです。


演技が終わった時の選手の方々の表情は、「闘いぬいた」というような顔に見えました。自分自身との闘いに。自分自身との競争に、勝ったという表情でした。

一人、バランスを崩して床に手をつきそうになった選手がいました。しかし、寸でのところで持ちこたえて体制を立て直しました。


これらを見ていて強く感じたのは、自分の中心に、「私は・・・」で始まる自己認識が深く深く入っている、ということです。

「私は・・・」の「・・・」には、例えば「オリンピック代表選手である」や「私にできる最高の演技をお客さまに楽しんでいただく人である」など、さまざまなものが入ることでしょう。いわゆるBeingですね。

「うまくできるかな」とか「転んだらどうしよう」とか
いうDoingの悩みや迷いが微塵も入っていないことは確かです。


だからこそ、もうだめかと思うようなところからも、体制を立て直すことができる。

だからこそ、ご飯粒のように自分の姿が小さくしか見えない人にも、感動を起こすことが出来る。


スケートに命を掛けている彼女たちの表情から、計り知れないほどの強靭さを見ました。そして何よりフィギュアスケートをすることを心から愛しているのだということが伝わりました。


わずか17歳から24歳の女性です。銀板の上では崇高なほど大きな存在に見えますが、インタビューで口を開くと、ああ、若いんだな、ということが感じられました。


人の美しさ、強靭さを見ました。本気を出すって、、ここまでできるんだな、、、と、思ったのでした。

2005. 12. 25  
 午前中にロシアの油田をめぐる問題について、テレビ放送を見ました。

 見ながら連鎖的に会話が進み、中国とロシアはどこが違うのか?ということに話題が進みました。

 「中国は資本主義経済を知っている人たちがいるから、柔軟に経済のみの転換ができたよね。経験したことの在る世代とか、華僑とか。」

と言われ、

 「あ、そうだね。華僑は資本主義経済を体現しているもんね。」

と、答えました。

答えた瞬間に、

「あ!!そうか!!!」
と思いました。


コーチング講座でコーチは、コーチングを教えたり、伝えたりするのではなくて、そのものを体現する。そしてその自らの姿を見て、聴いて、体験してもらうことがコーチングそのものを受け取ってもらえる近道である。


と言う内容のことを、先輩コーチに言われたことがありました。

どう伝えるか?何を話すか?どんなプログラムにするか?

といったDoingの部分ではなく、

コーチとしてどう在るか?

という、Beingの部分。


どんなにたくさんのコーチングの本を読んだり、コーチの話す説明を聴いていても、分からないこと。

資本主義経済についてどんなに学問を積んでも、その社会に生きて見なければ分からないこと。

同じことだ、と気づきました。


体現している人を見て、あ、コーチングって、資本主義経済ってそういうことなんだあ、と学び、理解していく。

考えて見ればスポーツだってそうですよね。


「1チーム11人で、一人がゴールキーパーをして、ボールを蹴りながらゴールへ入れる訳だけれど、敵チームがそれを阻止するから残りの10人で協力してボールをパスしながら、攻めて行く。。。」

と説明されるより、「プロのサッカー選手」を体現している人たちのプレイを見た方が、その迫力やチームワークも含めて、たくさんの情報がもたらされることでしょう。


というわけで、26日につづきます。




2005. 12. 24  
クリスマスですね。

皆様、素敵なひとときを過ごされましたでしょうか。

今日の名古屋は青空が広がる快晴でしたが、近郊は雪のため、2つの予定がキャンセルとなり、思いがけずゆっくりとクリスマスイブを過ごすことができました。

クリスマス曲の中でも、静かな曲ばかりを聴きながら、久しぶりに「立ち止まる」時間を得たように思います。

クリスマス価格になっている近所の高級スーパーでお買い物をして、ゆっくり料理して、食べる。

今夜はさすがにコーチングセッションも入っていません。

ちょっと特別な一日。

たまにはこんな時間もいいものです。

そうして思い巡らすと、また今年一年への感謝が沸いてきます。
わたしが生きている意味、にも思いは巡りました。

10月頃にも書きましたが、最近の私のテーマソングは、矢井田瞳の「マワルソラ」です。その一節が思い浮かびます。

「どうしたら たった一度の この体を 使いきれるだろう?」

せっかく生きているなら、完全に燃焼して生き切りたいものです。

私の使命、深い深いところに貫かれているもの、一本の芯、、、


もっと、踏み出してみようと思いました。
2005. 12. 23  

今年10月以降、気になる教育機関や子どもの施設を見学に行って、共通して実感したことがいくつかあります。

今日はそのうちの一つ、「根気」について書きたいと思います。

私は「育む側と育まれる側のあり方の流れを変える人」でありたいと思っています。もちろん、変えたほうがいいと思うところのみですが。

私はまだ大人対象のコーチングしか現場体験がなく、子どもが成長する過程の現場に触れたことがありませんでした。

従って、今回の4先の見学(ラーンネットグローバルスクール、東京コミュニティスクール、ベトナム子どもの家、ドリームプラネットインターナショナルスクール)で、初めて現場に触れたことになります。

どの先にも共通していたことは、子どもの自尊心が育っていたことです。自己尊重感と言い替えたほうが分かり易いでしょうか。

そして、外部に開かれた空間でした。知らない人が来たといって心を閉ざすということはなく、むしろホスピタリティ溢れる心地のよい対応をしてくれました。

自主性が育っていました。信頼されている、ということから来るのではないでしょうか。細かいことまで指示されたり、手を出されることなく、適度に放任されているからこそ、育っている部分のように思います。

十分に、愛情を受けていました。だからこそ、自己尊重感も高いのでしょう。


そして、育む側は、「根気」を持って「待つ」ということが必要なんだなあ、と思いました。

成長は一朝一夕では成しえません。子どもは何年も掛かって少しずつ成長して大人になるのです。そういえば私もその過程を経て成人し、そして今も成長過程です。

コーチングを始めて間もなくの方が、変化が現れないといって焦ったり、コーチングを止めようとされるときがあります。

自分自身についても、思うように成長できないときには、どうしてまだこの程度しか成長できていないのだろう、と思わず自己嫌悪に陥りそうになるときもあります。


しかし、子どもたちを見ていて思ったのでした。子どもは20年掛かって大人になる。だからわずか3年や5年で焦ることはないし、根気を持って繰り返し、してみせたり、させてみたりすることが大切なんだなあ、と。


現場にいらっしゃる方には、当たり前すぎることでしょうが、これは子どもに限らず何事にも当てはまりますね。

スピードと効率性を重視していた前職場では、ここまで気づきませんでしたが、人が育つことの前には、育てる側の根気が、必要なんですね。

ありがとうございます。

2005. 12. 22  
 開催している講座の次回以降の内容を考えていて、ふと、自分自身の一年を認めてみようと思いました。

 多くの変化や気付きがあり、大いに活動しましたが、予定通りにできなかったり、思い通りに運ばなかったこともあります。そしてわれながら悔しく思うこともあります。

 そんな自分の全部を、ひとまず認めて見ます。

 ・・・・・

 いいみたいです。

 緑の芝生が広がる風景が見えました。先日行ったベトナムの中部、フエという町にある王宮跡地の風景です。そこは、とても大きなエネルギーを感じ、受け取った地でした。

 王宮はベトナム戦争でほとんどの建物が焼失していましたが、わずかながら残っている中国風のこじんまりとした優美な建物の中に、絵が展示されていました。その絵をひとつひとつ見ているときに、ある言葉がやってきました。聴こえたのとも違います。降ってきたという感じでした。

「世の中のありのままを受け取ることが出来たら、あなたの中からあふれだす」

 それまで、そのような経験がなかったわたしは、「ええーっ」と驚きました。そして訳もなく涙があふれました。

 泣きそうになりながら建物を出て、見渡した芝生の広がる風景。私にとっての、パワースポットとの出会いでした。


 その風景が出てきました。


 できなかった自分も、うまくいった自分も、全部がまぎれもなく自分自身です。
 しばらくの間、大切にしてあげて、それからきちんと、来年に向けて整理していこうと思います。

2005. 12. 21  
言葉は言霊だと言われます。

魂が宿るのですね。

コーチングに出会ってからというもの、ポジティブなことばに触れたり、囲まれたりすることが多くなっていて、確かに以前より心身ともに元気になっています。

先日ある方から頂いた絵本にも、発する言葉の大切さが端的に描かれています。(『じゅもん』文・長畑佐代子、絵・時久里美 とやの健康ビレッジ発行)

「いやなことがあったとき”ありがとう”と唱えるのだ どんなにいやなことだろうが”ありがとう”と言えるかな?”ありがとう”にはな つぎつぎおこるいやなことを 断ち切る力があるのだ そしてもう一つ ”ありがとう”には未来を変える不思議な力があるのだぞ」

このような調子で、”感謝します”という言葉の力についてや、汚い言葉を使ったらどうなるか、がアラビアンナイト風の不思議なものがたり空間の中に展開していきます。

これは、五日市剛さんの講演録「つきを呼ぶ魔法の言葉」を読んだ作者からうまれた絵本です。


私は何か予期せぬことが起こった時に「○○という見方もできるよね、かえってよかったね、何かを学ぶためにこのことが起こってるんだね」と肯定的な側面からできごとやものごとを捉えることがほぼ習慣化しています。

それでもそんなことを言うゆとりもないくらいに辛く厳しいことがあったとき、”ありがとう”と、ひとまずつぶやいてみる。
キツネにつままれたように思っても、そんな一言で変わる分けないと思わずに、めんどうがらずに言って見る。

シンプルだけれど、発した瞬間から、何かに守られているような力を感じます。
2005. 12. 20  
昨日、旅の途中で出会った女性から「看護婦さんですか?」と聞かれました。

その心は、「清潔感」を感じるから、だそうです。

その日の服装は、ジーパンにアウトドア用のヤッケ。特別白い服を着ていた訳でもなく、清潔からはむしろやや離れた印象の服装でした。

何だか言われて嬉しい言葉でした。


別の場所で私を紹介してくださった方の文章には、「透明感」があると書かれていました。

どちらも、そういえば、よくかけて頂く言葉です。
そしてどちらも、ジョハリの窓の「他人は知っているが、自分は知らない自分」にあてはまります。

ジョハリの窓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
I自分も他人も   I他人は知っているが I
I知っている自分  I自分は知らない自分 I
I         I          I
I    A    I    C     I
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
I自分は知っているがI自分も他人も    I
I他人は知らない自分I知らない自分    I
I         I          I
I    B    I    D     I
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、そういう言葉を頂くことによって、自分自身の認識が一つずつ増えて行きます。

「へー、そうなんだなあ、そういう風に見られるのだなあ」

と思い、嬉しく過ごしている今日この頃です。


もしよかったら、周りの人に
「私のいいところって、どんなところ?」

と聴いて見られることをお勧めします。

できれば5人から10人くらいの人に聴いて見て下さい。
意外だけど嬉しい言葉がたくさんプレゼントされることでしょう。

そして、それを手帳に書いておき、毎日読んでみるのもいいかもしれません。

自分の中から、エネルギーが沸いてきます。
2005. 12. 19  
沖縄から戻りました。

沖縄、八重山滞在最終日の今日、ようやく快晴に恵まれ、あたたかな陽気となりました。

白砂の穏やかな波打ち際にたたずんで、真っ青な空と美しいグラデーションを見せる海を見ながら、今年一年間の旅を振り返りました。

たくさんの旅がありました。心の旅、実際に行動した旅。
われながらよくやりました、と褒めてあげたい気がしました。
一年前と比べると、随分違った自分がいます。

学んだこと、得たことなどを感じながら、すがすがしく生まれ変わった気持ちで、来年に向けて持っていくもの、手放すものについて思いを巡らせました。


帰宅してからコーチに、来年のために、今年一年間で熟成されてきたものは何か?
と、質問を受けました。

○直感に従うと、流れに乗ることができること。
○心の中心(コアステート)に、自分の在りたい姿、欲しいものを明確に持つと、向こうからそれは訪れるということ。
○自分の人生を生きていると、出会いたい人に、自然に次々と出会って行けるということ。
○自分のしたいことだけに専念して行動していると、ヒントや気づき、チャンスが次々と訪れること。
○手放せば手放すほど自由になれるということ。
○人が育つ過程に携わることが、自分にとって必要な学びであること。
○人や出来事の本質を見るということ。


抽象的ですが、このようなことが、自分の中から出てきました。これらを携えて、来年を迎えようと思います。


あなたが今年、熟成してきたものは、何ですか?
2005. 12. 18  
石垣島に宿泊しました。

今日の宿泊先は、宿の人とお客さん同志の交流があり、リピーターが多い、と聞いていましたので、その魅力のモトとなっている心の通う交流を体験しに行きました。

夕食時間になると、宿を切り盛りされているおばあと、その娘さんほか、おじい、娘さんの子どもさんたち(おじい、おばあのお孫さん)までが一緒に食卓を囲むのでした。

因みにおじいさんのことを「おじい」、おばあさんのことを「おばあ」、と敬意と親しみを込めてこちらの方はそう呼んでいました。

突然おじいを尋ねてきたお客さんまで加わって、まあどうぞどうぞと、おじいに泡盛を勧められ、家庭でくつろぐ宴会状態になりました。

卿が乗ってきたところでおじいが三線を弾いて歌をうたい、聞いている皆が手拍子したり、合いの手を入れたりと盛り上がり、次におばあが弾いて歌い。。。

三線とおじい、おばあの歌は、時には会話のBGMにもなり、時には宴の座をひとつに盛り上げる場をつくり出していました。

乾いたなつかしい音のする三線。

おばあは実に自然体で、まるで家族に語るように世間話や体験談をしてくれます。

なんてあたたかい場なのでしょうか。

三線をちょうど別の場所で少し習い、少しだけ弾けるようになっていましたので、続きを宿で弾きました。

弾けるようになるための手ほどきもしてくれました。

家族の会話も私たち宿泊客の前でされます。
子どもさんたちは、私たちが食事しているテーブルの隣でなにやら宿題らしきものをしています。

すっかり家族のように溶け込んでしまいそうでした。
リピーターが多いのも頷けます。


これはとても素敵なモデルだなあと思いました。
家族以外の人も巻き込んで子育てをしたり、家庭の運営を考えるチャンスでもあり、風通しのよさでもあります。。


私は、核家族という小さな殻に閉じられた空間で家族が過ごすことに対して、風穴を開けていくことが大切だと思っています。少し昔の日本と違い、家の作りから、密閉された空間に変わったことも、閉ざされたコミュニケーションの場を作っている一因であるとも思います。

そうした視点から、これから私が活動していくときのための、とてもいいモデルを見せてもらいました。

このような場が、もっと日常的に世の中にあるといいなと思います。
2005. 12. 15  
ドリームプラネットインターナショナルスクール見学3日目、最終日。

今日はなんと、高校生の頃の自分が満たされました。

GRAB BASKETというクラスがありました。

毎回出されたテーマについて、思っていること、感じていることを小さな色とりどりの用紙に1時間ほどかけて記入し、全員で一つのバスケットに入れます。

それを講師をされている校長の村井優紀さんが順に読み上げて行きます。

他の仲間たちの本心からの思いを知り、自分に向き合い、気持ちを表現でき、それを人に伝えられる。

とてもいい時間だと思いました。

今回のテーマは

「今年一番の気づき」

「去年の今頃は知らなかったこと」

の2つでした。

教室には音楽が流されていて、中学生から大学生までの生徒さん、学生さんたちが、思い思いのところに座って、ただ、自分と対話していました。

誰かとおしゃべりしている人など、誰一人いません。ただ、一心に自分の中に入っている感じでした。

私自身も、せっかくなのでと思い、自分のノートに2つのテーマについて今年の自分を振り返りながら書きました。

ひとりひとりの感性が開いている、そして真摯に自分と向き合っている空気の中で、自分を振り返っていたら、なぜかたまらなく、涙がこみあげてきてしまいました。

ハンカチを取りに職員の方々の部屋へ行くと、マキノさんがいらっしゃいました。

「まだ誰も泣いていないのに、私だけ一番に泣けてしまって」

と話すと

「いいよ、ここはそれも自由なんだから」

ということをおっしゃいました。
その対応に、マキノさんの人柄のあたたかさを見ました。


教室に戻ると、村井さんがバスケットに入った、ひとりひとりの生徒さんたちの記入した用紙を読み上げる段になりました。

思春期特有の苦悩、葛藤、自己嫌悪。すなおさ、ひたむきさ、達成感、真剣に正面から自分と向き合う姿などが次々に見えてきます。

自分が高校生だった頃を思い出しました。

わたしも、こんなことを毎日日記にかいていたなあ、などと振り返っているうちに、なんてここにいる生徒さんたちは恵まれた環境にいるのだろうかと思いました。と同時に、読み上げられるものすべて、それぞれに共感していきました。

するとまた、涙が込み上げてしまいました。なんて純粋な美しい心を、傷めていることでしょうか。そして、その心をきちんと見つめる姿、強さ。

泣きすぎで困るほど泣きました。

ここの生徒さんたちの持つ力には果てしないものを感じます。

感性の鋭さ、思いやり、チームワーク、自立した心、笑顔、考える力、想像力、創造力、コミュニケーション力。。。

「自分を生きている」「今を生きている」ことが、ひしひしと伝わる生徒さんたち。


3日間の見学で、子どもたちは、自分たちで自発的に学び合い、成長していくものだということを改めて実感しました。

コーチングでは、「人は無限の可能性を持っている」「答えはその人の中にある」ということを前提として人と接していきますが、そのあり方が実践されていること、そして実践されるとこのように人が育って行くのだということを目の当たりにすることが出来ました。

人が育つのに、方法は要らないんだということ、本心から相手と向き合っているかどうか、信頼され、愛されているかどうかさえ感じられれば、人は自然に成長していくということを、実感しました。

この点は、先日のミルトンさんの話とも相通ずるものがあります。深い信頼感を持つことができれば、人は自然に成長したり、回復したりできると言われます。

大人になる前の段階で考える力や、感じる力を身につけられるように、ドリームプラネットインターナショナルスクールはじめ、さまざまな先駆的試みをされている学校に習って、教育が変わるといいと思います。

そして、変えて行きます。



2005. 12. 14  
ドリ-ムプラネットインタ-ナショナルスク-ル見学2日目。

いつでも質問などしてくださいね。と言われていましたので、今日は創設者のマキノ正幸さん、校長の村井優紀さんとそれぞれお話しました。

マキノさんからは、様々な経験を積まれたなかから人を育てることにたどり着かれたこと等を伺い、今はそこへ惜しみなく、一切の妥協なく情熱を注いでいらっしゃることが強く伝わりました。

30年前に始めた芸能学校と7年前に始めた生きる力を育てる学校を最近一本化され、現在は後者のみに絞った人育てをされているそうです。リーダーシップ力とコミュニケーション力、自ら考え行動する力。それらを生きる力として身につけて行っている生徒さんたち。ここまで来られた道程は並大抵のものではなかったようです。試行錯誤の中からも100人近い思春期、青年期の方々の心を育まれてきた、そのバイタリティには目を見張ります。

「子供たちはとてつもない力と可能性を持ってるからね」
と、目の当たりにされて来たのであろう子供たちの成長を力強く話されました。気がつくとお互いに涙ぐんでいる、そんな対話でした。

何者か分からないような、初めてお目に掛かる私にもきちんと時間を取ってくださり、丁寧に話して下さいます。

この姿が、生徒さんや学生さん一人一人にまで影響を与えているのでしょうか。皆様一様に親切で、誰という訳でもなく、廊下ですれ違うと挨拶をしてくれたり、見学の私に椅子を差し出してくれたりといった行動を実にさりげなくしてくれるのでした。


村井さんはクラスの進め方がとても柔軟で、生徒さんたち自身が考えたり、想像力を働かせたり、感じたり、といったことを楽しみながら促していました。

お話を伺っていても、生徒さんたちへの思い、自分自身にチャレンジし続けている姿から、しなやかさと力強さを感じます。


大人も子供も、そのはざまにいる成長過渡期の人たちも、全員が本気を出す場なんだと思いました。
2005. 12. 13  
 ついに、見学に行くことができました。

ドリームプラネットインターナショナルスクール。

 
 朝の会がある部屋で、そこに学ぶ生徒さん、学生さんたちとしばらく同じ空間に過ごしました。創設者のマキノ正幸さんがいらっしゃり、子供たちに話をされました。

 ひとりひとりの、真剣さや、生きる意欲を感じました。そして誰もが思いやりや気遣いをさりげなくそして爽やかに表現してくれました。

 クラスが始まり、言葉を使わずにどれだけ相手の感情を読み取り、同じ気持ちになることができるか?ということを行っていました。
 
 相手の気持ちや、場の空気を読む力がものすごく強い人たちでした。
 想像力や比喩の使い方も豊かです。直感的に、言葉の無い表現から何を言わんとするのか読み取ってしまいます。
 
 ここにいる人たちは、深いところで信頼関係が築かれているのだと、深く深く感じました。

 午後になって、ダンスと歌の発表を見ました。ソウルがあります、感情が豊かにのせられています、心から楽しんで、体中で悦びを表しています。

 すばらしい表現でした。ここへ来て、ついにこみ上げるものを我慢できなくなってしまい、涙を流してしまいました(また泣いている私・・・)。

 なんて素敵な、人間力のあるひとたちなのでしょうか。

 世の中は、すばらしい人たちばかりです。少なくとも、私が私の人生を生きるようになってから出会った方々は皆一様に自分だけの光を信じていたり、人の心の素敵さを知ってたり、善意にあふれています。

 
 見学はあと2日続きます。すばらしい日々に感謝しています。
 

 
2005. 12. 12  
沖縄に来ています。また得意の一人旅です。

なんと言うか、「日々旅をして旅を住みかとす」の、松尾芭蕉の気分になれて嬉しい私です。

旅の文学が好きです。西行、芭蕉、沢木耕太郎、Jケルアック「路上」、五木寛之「青年は荒野を目指す」、パウロコエーリョ「アルケミスト」、藤原新也の写真集など。。。

ずっと旅をしながら、写真を撮ったり、文を書いたり、人と出会ってともに心が近くなり、人と別れて、また一人旅する。。。そんな生活も一度してみたいものです(・・・もうしてるかも)。

明日は、ドリームプラネットインターナショナルスクールの見学に行きます。

とても楽しみです。



2005. 12. 11  

 3年前のある日、ある方に「ミルトン技法が得意そう」と言われました。

 まだ、NLPが何であるのかを知らなかった頃です。なんでも、私は人を混乱に陥れるコミュニケーションが得意らしいのです(?)。


 今年の初めに、NLPトレーナーの山崎啓支さんから、こんな質問をされました。

 「葉月さん、気づいていますか?多くの人に愛されているということに」

 ・・セミナー中の例として言われた言葉でしたが、私の潜在意識にしっかりと入ったようです。

 どうやらその頃からでしょう。何かあるたびに、自分の中でこのようなつぶやきが起こります。

 「やっぱり私は多くの人から愛されているなあ。感謝。。。」

 ありがたいことです。もともと私は愛される人、という自己認識はどこかにはあったと思いますが、さらに強化されました。

 実はこの因果関係に今日気づいたのでした。
 私は、この出来事に、とても感激、感謝しています。

 晩年のミルトンエリクソンのようになりたい、と実は思っていたりしています。目標は高いほうがいいですからね。。。

 晩年のミルトンエリクソンは、何年もうつ病で苦しんできた人なども、出会って一瞬のうちに治したと言われています。

 一瞬で深いラポール(信頼関係)を築く・・・。人は「理解された」と思った瞬間に心が癒されるのだといいます。

 3年前に私とミルトン技法を結びつけた方は何と先見の明があったのでしょうか。そろそろその方に再会したいと思っています。

2005. 12. 10  
 昨夜、久しぶりに帰宅して家の中を歩いていたところ、つまづいて思いっきり転びました。

転んだだけならよかったのですが、洗面台におでこをぶつけました・・☆・・☆・・☆

大人になってからも、比較的よく転ぶのですが、ここまでひどくぶつかったことは久しぶりです。

おでこにとても大きなこぶができあがりました・・・。

かなり疲れていることを認識しました。

今日はNLPマスタープラクティショナーの受講日でしたが、あんまりこぶが大きいので、仲間たちに大いに笑ってもらいました!

NLPには、「全てのことには肯定的意図がある」という基本前提がありますが、このおおきなこぶは、「休養が必要」というメッセージを私に送ってくれているように思いました。

 久しぶりに、睡眠時間をきちんと取りました。
 


2005. 12. 09  
東京コミュニティスクール」に、一週間滞在していました。

位置づけは「ゲスト」。10月に見学に伺った際、とても好印象を持ちましたので、また訪れたい旨を伝えたところ、「一週間来ても良いですよ。その代わり使いますけどね」と代表の久保さまに言われました。

教育現場に関わりたい私としては、その言葉を喜んで真に受けまして、再訪したという次第です。

学びの多い、気持ちの良い滞在でした。

学校は皆一様に明るく気持ちの良い方々ばかりでしたし、私を仲間のように受け入れて下さいました。

子どもの自主性や考える力、英会話力、コミュニケーション能力を伸ばし、「正しい」「正しくない」の判断ではなく、「ひとりひとり違う」こと、「多様性」を認識していくようになっており、誘導することなく子どもたち自身の気づきに繋げていくようなカリキュラム作がされていました。

教育学博士の市川力さんの授業はすばらしく、子どもと同じ位置に立つとは、このようなことなのか、と感嘆しました。子どもたちにも絶大なる信頼を得ていました。

子どもたちは実にのびのびとしていて、表現力があり、考える力がありました。

お別れは寂しかったです。かわいい子どもたち、心から子どもたちに愛情を持って接している、学校の皆様。

教育に関して高いコミットメントを持っていらっしゃる市川さま、久保さま。

こんな環境を望んでいたんだなあとつくづく思うような場でした。


素晴らしい学びの一週間でした。
2005. 12. 04  
昨夜から、クロスボーダーギャザリング、というタイトルの、ボーダーを越えた繋がりを持とう、と言う集まりに参加しました。

ラーンネットグローバルスクールの炭谷俊樹さんから声をかけていただいたものです。

実に面白い人たちに出会いました。国際協力や相互理解に熱心に取り組んでいる方や、将来小学校を作りたいと計画している方々などなど、個性やバックグラウンド、年齢が様々な方々17名程が集まり、有益なディスカッションができました。

幹事の中川摩耶さん、炭谷俊樹さんに感謝です。

お目に掛かった皆さんに、感謝です。
2005. 12. 03  
今日は、コーチングコミュニケーション講座の受講生の方々とともに講座を受講しました。仲間のコーチが講師を行いました。
受講生の皆さんとともに受講してみて思ったこと。この位置は受講される方々との距離が近い、これは嬉しいな、いつもこの距離感を保ちながら講座をしたいな。ということです。

ちょっと工夫しようと思います。

今夜は神奈川県で合宿です。
2005. 12. 02  
先日、NLPマスタープラクティショナーコースの教育グループで、NPO立ち上げの話し合いが行われました。

同じ志の仲間たちです。すっかり打ち解けていて楽しいブレーンストーミングでもありました。

NLP仲間の中学校の養護教諭をされている姫先生のブログ姫先生のおめめもご参照下さい。

NLPの学びを教育現場に活用していくにあたって、NPO法人として動くことのメリットなどについて話し合いました。

私としては、小学生、中学生にコミュニケーションや人生の捉え方、生き方についての授業を導入したいと常々思っていましたので、そのあたりについての話題には、かなり力が入っていたと思います。

もう一つ、お母さんの自己尊重感について。このあたりについては、コーチングやカウンセリングの方からも、アプローチしようと思っています。

来年になったら、ワークショップを開催したいと考えています。

他のメンバーの皆さんも、それぞれに熱い思いを語り合い、何と言うか、日ごろ思っている大切なことを語り合うことが出来て、とてもすがすがしい気持ちになりました。

ひとりひとりが手を繋いで行くと、大きな波を起こせる。確実に。そう思っています。




2005. 12. 01  

 今日は、多くの方々の温かい心によって心に栄養をいただいているなあ、と改めて感じた日でした。

 額を買いに行った先の額屋のおじさんの温かい笑顔。芯の部分のあたたかさがこちらまで伝わります。

 写真屋さんの心遣い。「昨日はまってたんだよー、8時過ぎたら店が閉まってしまうけど、その後で取りに来ていないかなあと心配しましたよ。」

 不在中のメールを整理していて、多くのメーリングリストで、善意のあたたかいメールに触れて。

 真剣に人をサポートし、本質の部分で人を支えたいとする方の投稿を読んで。

 ベトナムに行く前のクライアントさんからのメール。「マイコーチの身に何かあると、私の事業、人生の計画にも影響ありますから。意義ある経験をされ、無事帰国なさることをお祈りしております。」


 大切な方々からの暖かい気持ち。


 世の中は多くの善意に満ちているなあ。

 そして善意や人のあたたかさに、生かされている。

 感謝。。。

 そんな味わいの一日でした。
プロフィール

株式会社ひらり 大江亞紀香

Author:株式会社ひらり 大江亞紀香
その方のコアからの人生の創造を支援するため、コーチング、NLPを軸に活動しています。

1.自分(存在)を掘り下げ
2.そこから未来を描き、目標を定め
3.人生をクリエイト(創造)する

この道程を通ることで、周囲に振り回されることなく、充実した、幸せな人生を手にすることができると信じ、この課程を支援しています。

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