2019.
05.
10
最近万葉集が注目されていて嬉しいです。私は大学進学にあたり国文科しか受験しなかったほど日本の文学が好きです。特に五七五七七の「韻律」「調べ」と言われる詩歌の日本語のリズム感がたまらなく好きです。
19歳か20歳の学生の頃に万葉集を読んでいた時に、感動しました。1300年前の人たちの気持ちが手に取るように伝わって共感できることにです。
春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山 持統天皇
君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く 額田王
例えば、初夏の爽やかな気候を歌った持統天皇の一首、秋に恋人または夫をせつなく思う額田王の一首。
これらの歌に出会って、わあ。。素敵!と思った時、私は1300年前の方から手紙をいただいたように思いました。
これが文通なら、返事を書くことができます。しかし、今の時間の観念の中で、1300年過去に生きた方に返歌を返すわけにもいかないなと思った時、お返しとして1000年未来の人に何か届けたいと考えるに至りました。
それが、私が「1000年プロジェクト」と呼んでいるものです。
1000年過去の人、2000年、3000年過去に生きた方から頂いている恩恵は計り知れずあると思います。生きるための智慧の数々を文化として無意識のうちに受け取っていて、治安の良さ、清潔さ、丁寧さなどに現代も活かされています。
では、私たちが未来の人に渡せるものは何か。それは、営々と続いてきた生きるための智慧の文化を渡していくこと以外に、もう一つあると思っています。
私はコミュニケーション心理学の専門家ですが、今人類の進化は内面化されてきたと言われています。内面化とは、物質的な進化の時代から、心の進化の時代ともいわれているのです。
世界観、捉え方、パラダイムを変えると言ってもいいかもしれません。自分を苦しめる考えの習慣、思い込みを手放し、感謝したり満ち足りた幸せな気持ちでいる考えを習慣化させる。
思考の習慣は、親から子へと世代をまたいで無自覚の内に継承されていきます。この思考の習慣を自覚し、思考パターンを変えて次世代に渡していく。
今、脳科学や認知心理学ほかで、心の捉え方の習慣(ビリーフ)を変える手法は数多く発見、開発されています。つまり、今の時代は思考の習慣を変えることが可能な時代であるということです。
ひとたびある世代が思考の習慣を変えてしまえば、次世代以降は無自覚のうちに継承されていきますから、この世代の人たちだけが意識的に改革していけばいいだけのことです。
そうすれば、自動的に未来の人たちが生まれながらにして、肯定的に自分を幸せにする思考パターンを持ったまま人生を生きていけるのではないか。と考えています。
過去にあって継承が途切れてしまった物事の捉え方に関してはもういちどそれを復活させ、既に心に沁みついてしまってなかなか変えられないものごとの捉え方に関しては、現代に生まれた心理アプローチで根本から変容させ
幸せになる心の仕組みを1,000年未来の人に届けていく。
これが、万葉集の歌から学び気付いた私のミッションです。

19歳か20歳の学生の頃に万葉集を読んでいた時に、感動しました。1300年前の人たちの気持ちが手に取るように伝わって共感できることにです。
春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山 持統天皇
君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く 額田王
例えば、初夏の爽やかな気候を歌った持統天皇の一首、秋に恋人または夫をせつなく思う額田王の一首。
これらの歌に出会って、わあ。。素敵!と思った時、私は1300年前の方から手紙をいただいたように思いました。
これが文通なら、返事を書くことができます。しかし、今の時間の観念の中で、1300年過去に生きた方に返歌を返すわけにもいかないなと思った時、お返しとして1000年未来の人に何か届けたいと考えるに至りました。
それが、私が「1000年プロジェクト」と呼んでいるものです。
1000年過去の人、2000年、3000年過去に生きた方から頂いている恩恵は計り知れずあると思います。生きるための智慧の数々を文化として無意識のうちに受け取っていて、治安の良さ、清潔さ、丁寧さなどに現代も活かされています。
では、私たちが未来の人に渡せるものは何か。それは、営々と続いてきた生きるための智慧の文化を渡していくこと以外に、もう一つあると思っています。
私はコミュニケーション心理学の専門家ですが、今人類の進化は内面化されてきたと言われています。内面化とは、物質的な進化の時代から、心の進化の時代ともいわれているのです。
世界観、捉え方、パラダイムを変えると言ってもいいかもしれません。自分を苦しめる考えの習慣、思い込みを手放し、感謝したり満ち足りた幸せな気持ちでいる考えを習慣化させる。
思考の習慣は、親から子へと世代をまたいで無自覚の内に継承されていきます。この思考の習慣を自覚し、思考パターンを変えて次世代に渡していく。
今、脳科学や認知心理学ほかで、心の捉え方の習慣(ビリーフ)を変える手法は数多く発見、開発されています。つまり、今の時代は思考の習慣を変えることが可能な時代であるということです。
ひとたびある世代が思考の習慣を変えてしまえば、次世代以降は無自覚のうちに継承されていきますから、この世代の人たちだけが意識的に改革していけばいいだけのことです。
そうすれば、自動的に未来の人たちが生まれながらにして、肯定的に自分を幸せにする思考パターンを持ったまま人生を生きていけるのではないか。と考えています。
過去にあって継承が途切れてしまった物事の捉え方に関してはもういちどそれを復活させ、既に心に沁みついてしまってなかなか変えられないものごとの捉え方に関しては、現代に生まれた心理アプローチで根本から変容させ
幸せになる心の仕組みを1,000年未来の人に届けていく。
これが、万葉集の歌から学び気付いた私のミッションです。

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2018.
03.
16
昨日は、ご意見番と感じる有志の方々にお集まりいただき、仲間とともに利潤追求型から全方位調和型へ移行するためのプログラムを体験いただいていました。
まだ産声をあげたばかりですが、今の社会に必要なものだと確信しています。
3人でのプロジェクト、そして体験された方からいただくフィードバック。
ものすごい学びがここにあります。何かを習いに行くよりも、実践から学ぶことは大きいですね。
昨日お会いした皆様に心からお礼を申し上げます!!

まだ産声をあげたばかりですが、今の社会に必要なものだと確信しています。
3人でのプロジェクト、そして体験された方からいただくフィードバック。
ものすごい学びがここにあります。何かを習いに行くよりも、実践から学ぶことは大きいですね。
昨日お会いした皆様に心からお礼を申し上げます!!

2016.
03.
27

久しぶりに、2年前まで暮らした地域に行きました。
何気なく、熊野神社の前まで行ったので、参拝しました。
春の日差しが明るく暖かく、境内には咲き始めた花々が揺れ、しんと
静まる中に、鈴を鳴らして手を打ちました。
私が参拝した後、近くに暮らしていると思われる女性が訪れて、参拝し、そのまま駅の方へと向かいました。
案外神社に参拝に行くと、近所の人たちが参拝しているのに出会います。
近くにあったお寺も、参拝の方がいつも誰かいたのです。
生活の中に根付いている神社とお寺の存在。
何かほっとするものを感じた参拝の後、境内にあった大きな岩の前を通るとき、またこの土地に住みたいな、と思ったのでした。
最近私を尋ねて遠方から来て下さった方との対話。
大事なつながりと「こと」が生まれていきそうです。
2009.
07.
09
「ながれをただよいくだりながら・・・
金いろのひかりのなかにためらいながら・・・
いのちとは、夢でなければ、なんなのだろう?」
ルイス・キャロル
2009.
06.
15
一昨年4月から、昨年2月まで、10ヶ月にわたって受講していた、CTIジャパンのコーアクティブ・リーダーシップ・プログラム。
このプログラム、以前はCTIというコーチ養成機関の応用コースまでを受講した方が受講対象でしたが、今年から、全くCTIでコーチングを学んだことがない方も参加できることとなったそうです。
このプログラムからは、ほんとうにかけがえのないものをいただきました。兄弟のような仲間たち。未来永劫につづく自分の中に存在する芯のようなもの。多層に理解できていく体験からの学び。その場での気づきにとどまらず、何年も、何十年も後になって理解できることもそこには含まれています。
体験を主体とした学びで、体を使います。だからといって体育会系かというと、そうでもなく、意外と室内での学びが多いです。
しかし、教えてもらうことや、レクチャーはとても少なくて、ともかく体験です。その振り帰りから、深く学んでいきます。

内容はお伝えすることができないのですが、私はこのプログラムの案内がメールで届いたとき、タイトルと見た瞬間に、これだ!
と思い、年間のスケジュールをすべて押さえました。
直感のとおり、揺るぎない自分へのつながりを得ることができました。
当時、NLPトレーナーとして9ヵ月後にコースデビューすることとなっていました。
しかもNLPラーニング。私にとって師匠である山崎啓支トレーナーのされるコースを、私がする。。
そんなハードルの高いゴールが9ヵ月後に迫っていました。どうやってわたしはそこまで成長したらいいのだろうか?
と思っていたときでした。
はじめは、NLPトレーナーとして活動していける自分であることを、自分に許可するために、受講を決めたリーダーシッププログラムでした。
しかし、改めて世界に向かって、どんなリーダーシップを発揮していきたいのか?と事前に問われたときに、それは私にとって大切なことであることを認識しました。
誰もが自分の捉え方次第で、幸せにも不幸にもなるということ。幸せになるための視点を持つことができるということ。
自己尊重感が高まると、人はコミュニケーション力も高まり、思いやりも高まり、幸せを感じることも増えると思われること。
自己尊重感の高い人は、自ら選択し、自分の人生を生きることができるということ。
そのために有効な関わりや、情報や、体験があるということ。そしてそのことを一刻も早く広めて生きたいと思うこと。
こうしたことを思いながら活動をしていた時期でした。そしてその考えは今も変わっていません。
つまり、このために活動したい、という思いがあり、しかしたった一人で活動していては、今社会に起こっていることに比べたら、焼け石に水に感じられていました。
したがって、もっと仲間を増やしたいと思っていました。私の伝えたいことをともに協力して伝えていける人たちと手を結んで、一人でも多くの方に、自己を回復してもらいたいと考えていました。
つまり、自己を回復するとは、失った自信を取り戻すということです。自分への信頼感、自分への愛情を取り戻す。見えないけれど、育つ過程で、悪意のない社会や地域や先生や親から奪われてしまったものを取り返す。
そしてこれは奪った側が悪いのではないということ。偶発的に起こった出来事であり、人間の脳の仕組みから来るものであり、誰をも批判することではないということです。
NLPラーニングでトレーナーとして活動することは、まさにそのことを大切にしていくことであり、私の進みたい道に合致した道でした。
リーダーシッププログラム中に、NLPトレーナーとして活動を始めた初めの日、とても不思議な感覚がありました。1日目も、2日目も、体が疲れませんでした。
一日中、これがわたしの進む方向なんだ!という実感があり、変な表現かもしれませんが、宇宙の軌道に乗ったような、うれしい気持ちがしていました。
コーアクティブリーダーシッププログラムで、自分に自信を持ち、NLPトレーナーとしてコースをしてもいい、と自分にOKを出すことができたこの成果は、大きかったです。
そして、NLPのコースが始まってからも、リーダーシッププログラムは続きました。
更に、奥深い世界へと学びが続きました。
世界に望ましい未来をつくりだすために、リーダーとしてどのように世界を捉え、どのようにすべてから創りだしていくのか?
仲間たちと揉まれながら学びました。
終わったとき、なんて愛されていたことだろうか、と思いました。
ものすごい愛情と、エネルギーを注がれていたことを感じました。
そして、言葉では決して教えてくれなかったけれど、態度でリーダーたちが示し続けてくれていたこと。
それをいただいて、私は私の現場である、NLPラーニングでのプラクティショナー、マスタープラクティショナーコースのトレーニングで、また、それ以外のワークショップで、実践を続けています。
他者を巻き込んで、世界を望ましくしていく。ほんとうにパワフルな自分に出会うことができます。
言葉では言い表せないほどの一生の財産となる学びだと思いました。
コーアクティブリーダーシッププログラムは、今年9月から始まるそうです。もうほんの少しだけ、席が空いているそうです。
ご興味のある方は、CTIジャパンに問い合わせされてみてはいかがでしょうか。
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